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1997年8月29日
女神の日曜日
角川文庫・女神の日曜日・伊集院静著

 伊集院静のギャンブル日記って感じかな。伊集院静の本って読んだことはないんだけど,麻雀マンガ雑誌で見かけたことはあるんで,ギャンブラーであることは知っていた。
 書かれているメインの種目は競輪で,後は競馬と麻雀がちょっとだけ。競輪はギャンブルレーサーを斜め読みするくらいしか知らないんで,いまいち書かれている内容はぴんとこなかったけど,阿佐田哲也と同じギャンブラーの匂いを感じる文章だった。もうちょっとわかる世界が書かれていれば,面白かっただろうに。
1997年8月31日
グリマーマン
 連続して起こった猟奇殺人事件。犯人はファミリーマンと呼ばれていた。被害者はすべて殺されたあと,壁にはりつけされている。その捜査の担当に新しく回された東洋かぶれの奇妙な男(スティーブン・セガール)は,型破りなやり方で捜査を進めていく。そんな彼をつけねらう男たちがいた……。

 東洋趣味が濃くなったセガール節。長渕節みたいなもんだよな。まあ,長渕はかっこいいとは思わないけど,こっちはまあ結構かっこいいとは思う。もろ,「こうみえてもつかれまんねん」の世界だけど。
1997年9月1日
受け月
文春文庫・受け月・伊集院静著

 「女神の日曜日」で興味を持ったので,伊集院静の一番メジャーと思われる本を買ってみた。
 これはいい。野球を軸にさまざまな人の心を描いた連作集。野球といっても,プロ野球ではなく少年野球や草野球がほとんど。野球というスポーツそのものが重要なのではなく,もっとも身近なスポーツとしての野球を通した何か,を描いている。
 先入観のせいかもしれないが,すべての作品に通じるどこか突き放したような悲しみの影は,ギャンブラー特有の感性のような気がする。阿佐田哲也のエッセイと同じ匂いを感じた。何度も何度も失うことを繰り返して,何かをつかもうとする人特有の感受性の機微。
 ちなみにこの本一冊丸ごと風呂に入りながら読んだんだけど,湯船に落として半分水浸しになってしまった。ごめんよ,本。
1997年9月3日
あの子のカーネーション
文春文庫・あの子のカーネーション・伊集院静著

 伊集院静の処女エッセイ集。亡くなった弟のこと,家族のこと,家族同然の知人たちのこと……。さまざまな人々にまつわるさまざまな思い。
 なんでこの人は,こんなに感情にぴったりと沿った文章を書くんだろう。文章化する段階で絶対に何らかのフィルターは通っているはずなんだけど,その変換作業をほとんど感じさせない。隠さなければならないような感情の動きなど無いのだろうか。俺には無理だ。俺は情動を操作しすぎて,自分で自分の本当の感情すらわからないときがある。
 通して底に流れる感情は,静かに哀しく,静かに優しい。激しい感情の動きは感じられない。そして,やはりどこか哀しい印象の話が多い。大きく感情を揺すぶられることはないけど,静かに感情が揺れるのを感じる。
1997年9月4日
ファーゴ
 金銭上のトラブルから早急に金が必要になった男が,雇った男たちに女房を誘拐させ,義父から身代金を得ようとたくらんだ。そして,ある日男が家に帰ると,計画通り妻が連れ去られていた。そして,計画通り警察には知らせないまま,義父に身代金を用意させることに成功する。
 一方犯人たちは妻を連れ去る途中,偶然警官に不審尋問を受けそのまま警官を殺してしまう。さらに偶然その場を通りかかった車の乗客たちも二人殺してしまい,ただの偽装誘拐は凶悪な事件へと様相を変えていく……。

 実話をもとにした映画だ。この事件を知っている人たちにとっては,これは映画ではないらしい。何で読んだのかは忘れたが,本当に事件が起こった現地の人は,こんな気持ち悪い映画は見る気になれないと話していたそうだ。
 確かに気持ち悪い。猟奇殺人としてもかなりきているし,犯人たちはみんな気持ち悪い奴らで,しかも悪いほうへ悪いほうへと事態が流れていく。あんなんにくらべたら,そこらのバラバラ殺人なんてかわいいもんだよな。
1997年9月10日
神様は風来坊
文春文庫・神様は風来坊・伊集院静著

 伊集院静のエッセイ集第2弾。連続して読んでいるので慣れてきちゃって,最初の頃の印象の強さはないけど,いい話がたくさんあることには変わりない。俺は別にギャンブラーではないんだけど,ギャンブラーの話が好きなのは無い物ねだりなのかな。もしかして,本当はギャンブラーになりたいのか?ギャンブラー系の作家の考え方がよくわかるのは,特殊なのかそれとも当たり前なのか。よくわからなくなってきた。
1997年9月15日
時計をはずして
文春文庫・時計をはずして・伊集院静著

 伊集院静のエッセイ集第3弾。
1997年9月16日
私の部屋に水がある理由
文春文庫・私の部屋に水がある理由・内田春菊著

 内田春菊のエッセイ集。内容は大したこたぁないけど,まあ暇つぶしにはなるかなって感じ。
1997年9月17日
全日本食えばわかる図鑑
集英社文庫・全日本食えばわかる図鑑・椎名誠著

 グルメ本ではない食べ物の本。読むとすっげー腹が減って,滅多にやらない自炊をしたくなる。ひとまず,スーパーに行っていろいろ野菜とか肉とかを買ってきて,適当に洗って切って鍋にぶち込んで,みそをベースに味を付けながら煮て,炊き立てのご飯と一緒に食おうかなとか思ってしまう。
1997年9月18日
ドラゴンハート
 修行中の王子。彼に剣術と騎士道を教えるのは,数少ないまともな騎士ボーエンであった。
 いつもの剣術修行中,王子は父王からの呼び出しを受ける。残虐な王は農民を虐殺する戦いに王子を呼んだのだ。しかし,王は逆に農民たちの反撃にあい命を失った。その父王から王冠をはぎ取った王子は,偶然小屋から落ちてきた少女にぶつかって,胸に大怪我を負う。そんな息子の命を助けようと,王妃はドラゴンに助けを頼んだ。ドラゴンは父王の圧政を改めることを条件に王子の命を助けた。
 しかし,王位を継いだ王子は父王と同じ圧政をしいた。王子の教師であった騎士は,ドラゴンが王子の性格を変えたと思いこみ,王子のもとを離れると旅にでて,ドラゴンを倒すドラゴンスレイヤーとなった。

 面白くない訳じゃなかったけど,抜群に面白いってほどではない。★2.5くらいだけどおまけして3ってところかな。
1997年9月18日
かつおぶしの時代なのだ
集英社文庫・かつおぶしの時代なのだ・椎名誠著

 椎名誠のエッセイ。タイトルからまた食い物メインのエッセイかと思ったら,そういうわけでもないよた話エッセイ。
1997年9月21日
インデペンデンス・デイ
 月のそばに謎の巨大な物体が迫っていた。それから分離した都市ほどの大きさを持つ多数の宇宙船が,地球の大都市の上空にやってきて不気味な姿をさらす。そして,謎の電波によるカウントダウンが終了すると同時に,異星人による地球の攻撃は始まった。対するは若きアメリカ大統領とMIT出身の天才技術者。

 何であんなに話題になったんだろう? 俺はこういうの嫌いじゃないからまあ面白かったけど,なんかマクロス映画版とかトップを狙えとかみたいなSFアニメっぽいシチュエーションに,アメリカ映画の基本っぽい設定を混ぜ合わせつつ,あまり深く考えていない派手さ重視の脚本でまとめてみたって感じ。それほど一般受けするような映画とは思えなかったけど。
1997年9月25日
真実の行方
 真実とは「12人の陪審員の頭の中にあるものだ」という信条の弁護士が担当した大司教殺人事件。弁護士は犯人が捕まった少年ではないと確信しているものの,状況はすべて少年に不利なものとなっていた。

 思っていたのとは全然違った話だった。てっきりこゆーい裁判ものだと思っていたんだけど,言葉で闘う系の話ではなかったようだ。でも,それはそれで面白い。
1997年9月26日
おろかな日々 椎名誠
文春文庫・おろかな日々・椎名誠著

 とくに何と言うこともない椎名誠のエッセイなんだけど,何となくのりが良かった。
1997年9月26日
永遠も半ばを過ぎて
文春文庫・永遠(とわ)も半ばを過ぎて・中島らも著

 とある写植屋が睡眠薬にらりって書いた文章「永遠も半ばを過ぎて」を,友人の詐欺師が心霊による自動書記作品として出版社に売り込んだ。それに協力する女編集者もからんで,「永遠も半ばを過ぎて」は豪華装幀で発売されることとなる。
 トヨエツ主演(?)で映画化されるらしい。中島らもはエッセイはそれなりに面白いけど,それよりもちゃんとフィクションとして書いてくれたほうが面白いような気がする。
1997年9月26日
リンボウ先生イギリスへ帰る
文春文庫・リンボウ先生イギリスへ帰る・林望著

 イギリス通の作者が、イギリスに住んだ者じゃないとわからないようなことをネタに書いたエッセイ。この人の本は初めて読んだんだけど、同様の本はほかにもたくさん書いているようだ。要はイギリスと日本とを比較している訳なんだけど、よくある熱心な外国信者のようにむやみに外国を持ち上げ、日本を否定することはなく、素直に納得できる内容が多かった。ポール・ボネとかも嫌いじゃないんで、そのイギリス版的に興味深い。ほかの本も買ってみよう。
1997年10月1日
後ろの百太郎
後ろの百太郎 第1回 ★
 こんなにつまらない話だっけ? 全然説得力がない。打ち切りになったエコエコアザラクなんかのほうが、よっぽどよくできていた。原作って、もうちょっと面白くなかったっけ。

後ろの百太郎 第2回 ★
 二回目もひどい出来。こりゃ、もう見ない。
1997年10月1日
研修医なな子
研修医なな子 第1回 ★
 新米の研修医なな子(佐藤藍子)。あこがれの緒方(保阪尚輝)に指導してもらえることになったが、現場の経験のないなな子は看護婦にまで役立たず扱いされてしまう。

 どじな新米医師が成長していく話なのかな? ところで本当に医者の研修の最初の頃って、あんなに役立たずなのかな。だとしたら、そんなときにあたってしまった患者はただの実験台か?
 それにしても、なんかステロタイプでいまいちぱっとしないドラマ。笑わせようとしているシーンで、ちっとも笑えない。

研修医なな子 第2回 ★★
 すっげー、「ナースのお仕事2」とかぶっているドラマだな。で、あれと比べるとさすがにこっちのほうが出来が悪いから、同じようなのを二つ見る気にはなれないし、今回でさよーなら。と思ったけど、次のもビデオ予約しちゃってるから、次でさよーならかな。
 それにしても、これって多分マンガが原作なんだな。あの唐突な出来のいい弟がいる設定は、ドラマとしてみると変だけど、少女マンガの世界では定番だもんな。できがいいかわいい弟キャラクター。でも、ドラマにするならそれなりの登場シーンなり説得力のある設定シーンなりがないと、マンガの常識をそのままドラマに持ち込んでも駄目だろう。
1997年10月1日
イヴ
イヴ 第1回 ★★★★★
 クリスマスイヴの日、独り遺書を書く女(葉月里緒菜)。その手にはラッパ飲みのシャンパン。空からは粉雪。ビルの屋上に立ち空を見上げると、そこにはビル掃除をするサンタクロースの格好をした男(唐沢寿明)がいた。
 寂しさの裏返しの強がりで、性格が悪いアダルトチルドレンの金持ち娘。自由気ままに生きてきたつけが回ってきた感のある、バツイチ子持ち非常勤精神科医。

 これも一応医者ものだ。心療内科医とかなりだぶる感じだけど、こっちのほうがちょっと派手。前クールで言うところの「こんな恋のはなし」とか「それが答えだ!」にもストーリー的にだぶる。
 これは今後の期待度は非常に高い。第1回の出来は満点だ。

イヴ 第2回 ★★★★
 酒と薬で倒れたさおり(葉月里緒奈)を介抱した三太(唐沢寿明)は、さおりにこれからも運転手として雇うことを脅迫半分に約束させる。三太はさおりを競馬場やパチンコ屋などに連れ回すことで、彼女の心を開かせようとしていた。
 一方、さおりの父、藤原グループ会長の主治医となった日柳とさおりは、さおりの勘違いとともに少しずつ接近していった。しかし、日柳の誘い文句はさおりのトラウマの一つ、昔捨てられた男の言葉を思い出させた。再び薬に逃げようとしたさおりだが……。

 このままのペースで行ってもらいたいものだ。最終回の絵面はだいたい思い浮かぶけど、そこまでたどり着くには事件がいろいろありそうで、とても楽しみ。

イヴ 第3回 ★★★★
 昔捨てられた男、室井と偶然出会った沙織。それ以来沙織の様子がおかしくなる。一度は破り捨てた男からもらった名刺をつなぎ合わせた沙織は、父の往診に来ていた日柳を連れて室井の店へ行くことに決めた……。 

 状況がややこしくなってきたなー。先が読めなくなってきた。

イヴ 第4回 ★★★★★
 沙織は昔の男と寝た。自分で自らの傷口をえぐるような真似をした沙織は、三太の前ではいつものように強がってみせる。そんな沙織にかけるべき言葉を見つけられない三太は、自らを半人前の医者だと感じていた……。

 まだクオリティ落ちないな。すばらしい。

イヴ 第5回 ★★★★
 ついに昔の男とのトラウマを乗り越えた沙織。日柳は去年のクリスマスに急性アルコール中毒でかつぎ込まれたのが沙織であることに気がついた。三太は沙織に気付かれる前に、自分が精神科医であることを沙織に告白しようとするが、タイミングが見つからない……。

 というわけで、次回からは三太と沙織と日柳の三角関係ラブストーリーになる模様。今までの癒やし系ストーリーからラブストーリーに変わったことによって、パワーダウンしてしまわないだろうか。

イヴ 第6回 ★★★★
 沙織に精神科医だということがばれてしまった三太は、沙織のカウンセリングを降りてしまった。沙織に近づこうとしなくなった三太を、執事や三太の娘が責める。一方、その隙に日柳が沙織に急接近していくのだが、沙織の父は日柳の出自を知り、跡継ぎ候補からあっさりとはずしてしまう……。

 ありゃりゃ? 予想外に日柳にぐらっときちまったのか。うーん、展開が読めない。
 主題歌がパフィーになった。なんか、雰囲気に合わない。今までのほうがシンプルでかっこよかったのに。

イヴ 第7回 ★★★★
 サンタクロースコンプレックスをキーワードに結びついていく沙織と日柳。言葉を失ったアキラは沙織の協力で回復に向かう。そして、その様子を見た沙織は三太によるカウンセリングを受けることに同意した。そして、アキラを動物園に連れ出そうとした三太だが……。

 なるほどね、「サンタ/三太が好き」か。どっちの意味を強く取るかって話ね。
 それにしても、激しい展開になってきたな。あっさり殺しちゃったのね。

イヴ 第8回 ★★★★
 ついに沙織にプロポーズした日柳。藤原会長は一笑のもとに否定するが、沙織は日柳のプロポーズを承諾した。しかし、その頃容態が急変した晃は、現場の医師達の努力も虚しくこの世を去っていたのだ。責任をとって病院を辞める三太。自らの目的のために、晃の死への責任を感じながらも何もできない日柳。そして、藤原会長の健康診断の結果膵臓ガンが見つかる……。

 いかんなー、最近簡単にうるうるきちまうぜ。それにしても、すっげーところでつづくになったもんだ。ちょードラマチックじゃん。
 ところで、ブラピってブラピだったんですか? てっきり、ブラピだと思っていた。

イヴ 第9回 ★★★★
 日柳に裏切られたショックから、ふたたび薬にはしった沙織。危うく別れた妻と同じ目に遭わせそうになった沙織を、三太は何とか救い出す。しかし、彼女の心を救い出すにはまだ遠い。それでも三太は医者を辞め、娘とともに静岡の田舎に行って、普通の人生を歩むことを決意していた……。

 恋の片道切符のほうは最終回に「卒業」ごっこをやるつもりらしいけど、まさかこっちもやる気じゃあるまいな。

イヴ 最終回 ★★★
 アキラの死の責任の一端が日柳にもあったことを沙織は知ってしまった。さらに父が膵臓ガンに冒されていることも知らされ、沙織は混乱するばかりだった。一方、精神科医を辞め実家に戻るはずだった三太だが、ミカの説得によって、もう一度精神科医として沙織を救うために闘うことを決意した……。

 うーん、最後になっていまいち入り込めなかったなー。ちょっと斜め見気味だった俺が悪いのかもしらんが、なんかあんまり説得力を感じなかった。ベリースペシャル大団円だったんだけどね。
 それにしても、こんな展開でだれ一人として不幸にならないってのは結構すごいな。日柳くんはいつのまに三太コンプレックスを解消していたんでしょう?
1997年10月1日
恋の片道切符
恋の片道切符 第1回 ★★★★
 双子の姉妹、ナルミとハルミ(江角マキコ二役)。長い間海外をほっつき歩いていたナルミが数年ぶりに帰国したその日、ハルミは北海道へと子連れの男とともに家出した。帰ってきたばかりのナルミも、親代わりに二人を育ててくれたタツヤ(内藤剛志)と喧嘩して家を出る。行く先は海外で出会った結婚の約束をしている男のところだったが、メモに書かれた住所も電話番号も嘘だった……。

 一人二役って第1回だけの話っぽいな。で、これからは虚構内での一人二役どたばたコメディっぽくなっていくんだろうか?
 全然期待していなかったんだけど、結構面白そう。出演者のクオリティが高い。でも、いったい誰と誰がどうなる話なのか、さっぱりわからない。

恋の片道切符 第2回 ★★★
 駆け落ちしたハルミの元婚約者が、ナルミをハルミと勘違いして追いかけ回す。また、昔ハルミに世話になったという男(世良正則)にハルミのふりをして会ったついでに、男の妻のふりをして仕事先とのディナーに出てくれるよう頼まれる……。

 基本はどたばたコメディーなのかな。今クールのドラマの中では、一番自然に笑わせてくれるドラマで安心できる。「ナースのお仕事2」も結構いい感じなんだけど、あっちはあまりにもマンガだし。地味に笑わせてくれるといえば「恋のためらい」もそうだけど、あっちはあんまり笑えるって程のシーンはないし。

恋の片道切符 第3回 ★★★
 翌日までドレスを用意しなければならないナルミのために、武藤は自らの手でドレスを作り上げた。それ以上嘘をつけなくなったナルミは、自分がハルミのふりをしていたことを打ち明けるが、武藤はそのことにすでに気付いていた。
 何とか撮影に間に合わせてドレスを持っていったはずのナルミだったが、同僚の嫌がらせによって撮影に間に合わず社長から馘首を言い渡される。せっかく武藤に紹介してもらった仕事をなくしたナルミは、彼に謝るために会う約束をした。しかし、武藤は来ない……。

 次からは猿岩石のストーカーらしい。2〜3回ごとに新しい相手役が登場し、それと稲垣吾郎と内藤剛志との争いが繰り広げられる展開なのかな。

恋の片道切符 第4回 ★★★
 ストーカーまがいの同僚山田(猿岩石:有吉)につきまとわれるナルミ。就職先の普通の会社の普通のOLという役回りは、自由人ナルミには理解できないものだった……。

 斜め見の嵐。今日はほとんど流して見ただけだな。それにしても、無理矢理最後に猿岩石させることもないだろうに。
 2回単位で新しい職場と新しい男が出てきて、どたばたがあって、そして仕事を首になってまた新しい職場と男に出会うという展開なわけか。2回単位ってところがちょっとややこしいよな。

恋の片道切符 第5回 ★★★★
 道を歩いていて、突然小さな女の子にお金を差し出されたナルミとたまき。2万円で「あなたを雇いたいの」という女の子をほうっておけないナルミは、彼女に連れられて高級レストランに行った。そこには女の子=ひとみの父親と思われる男性(小堺一機)が女性連れで食事していた。どうやら、ひとみは父親の結婚を邪魔するためにナルミを利用したらしい……。

 笑いのセンスは今クールのドラマの中では、実はこのドラマが一番かもしれない。といっても、ほとんどが稲垣吾郎のパターンギャグにかかってるんだけど。でも、あれってただのスマスマだよなって気もしないでもない。
 なにやら、脚本家が今回から代わったらしいですな。その手の情報はほとんどチェックしていないんで誰から誰に代わったのかもよく分からないんだけど、前よりもちょっとだけ地味にストーリーを語る系の脚本になったのかもしれない。でも、いわれなければ気にしてなかったと思うけど。それにしても、なんで代わったんだろう?
 というわけで、単にビデオを見るのをサボっていただけです。見るのをやめたわけじゃないっす>ルコラさん。

恋の片道切符 第6回 ★★★★
 例の医者父子の家で家庭教師をする事になったナルミ。その医者は実はたまきの初恋の相手だった。お互いに別の場所で知り合いになっていることに気付かないままに、二人はそれぞれに相手に接近していく……。

 相も変わらずおいしい役回りのもりしんいち君。でも、絶対彼は決して報われることないんだろうな。最後まで笑いのつぼを押す役回りをまっとうしてほしいものよ。多分、このドラマの雰囲気からいって、最後まで結局誰かと誰かがくっつくというようなことは起こらず、最後までナルミは自由人として生き続けて、第1回のときと同じような状態に戻るんだろう。

恋の片道切符 第7回 ★★★
 火事で焼き出された森慎一がナルミたちと一緒に住むようになった。一方ナルミはバイト先で紹介されたリオの日本人学校の仕事を引き受けることを決め、その出発は二週間後に迫っていた。しかし、友人の借金の連帯保証人となったタツヤは一千万の金を返すために、家を売らなければならないかもしれない……。

 ありゃりゃ、もしかしてナルミと森慎一はくっついちゃうのかなって展開になりつつある。おっかしーなー、予想が外れたか。

恋の片道切符 第8回 ★★★★
 恋人との婚約を破棄すると、そのまま書き置きを残して失踪してしまった森慎一。彼の行方を追って、ナルミと恋人の捜索合戦が開始された。そして、ついにナルミ達はキャバレーで働いている慎一を発見した。一方、ナルミは居酒屋で会った男にジュエリーデザイナーとして働かないかと誘われた……。

 なんか、展開がさっぱり見えなくなってしまった。いったい、どうなるんでしょう?

恋の片道切符 第9回 ★★★
 森くんと喧嘩して別れてきたナルミ。しかし、お互いにそのことを後悔していた。そして、兄の同級生と結婚を前提としてつきあっている妹。当然のように反対する兄。フランス行きが迫るナルミ。別れた恋人に迫られる森慎一。そして、森慎一はついにナルミに告白する……。

 あの、やけにいい味だしている居酒屋のねーちゃんは誰?

恋の片道切符 最終回 ★★★
 まい子ときっちりけりを付けた慎一は、ナルミへの思いもあきらめ、青森に戻って新しい生き方を見つけることに決めた。しかし、ナルミはすでにフランス行きを取りやめてしまっており、宙ぶらりんの状態になってしまっていた……。

 とめられられられ…………ませんでした。まる。それにしても、リオまでおいかけまっか。仕事あんの?
 最初、てっきり森慎一くんは笑いを入れるための狂言回し的な役割がメインで、何となくナルミにあこがれるだけだと思っていたんだけど、後半、急にラブストーリーのもう一つの主人公になってしまったなー。やっぱり、稲垣くんをそんなに小さい役で終わらせるわけにはいかないという、商業的にえらい人たちの意向が影響したんだろうか?
 主人公二人のくっつけかたがいまいち強引な感じ。ヘアサポートのねーちゃん(名前忘れた!)もそうだけど。内藤剛志たちのほうはそれなりにいい感じだったんだけどな。でも、だからといって考えすぎてみょーな終わらせかたになるよりは、このほうがずっとましなんだけど。
1997年10月1日
恋のためらい
恋のためらい 第1回 ★★★★
 菊池(竹中直人)と?(鈴木杏樹)のお見合いのシーンから始まる。亡くなった父から継いだアンティークショップの経営に力を注ぎたいからという理由で?にお見合いを断られた菊池は、昇進間違いなしとされていた課長の座も失い、左遷された部下と一緒にやけ酒を飲んで帰宅する。しかも翌日には昨日酒の上での放言が上司にばれ、会社を辞めることになる。そんな菊池に、?はちょうどアルバイトの子がやめ店の人手が足りなくなってしまったので、手伝ってくれないかという。
 一方、菊池は偶然から携帯電話を拾っていた。携帯電話の持ち主から電話がかかり、翌日直接会って返すことになる。そして、待ち合わせの喫茶店に現れたのはミカ?(中谷美紀)だった。携帯を返した菊池だったが、変な男に追われているというミカの言葉に、途中まで送っていくことになる。しかし、それはワナだった。ラブホテルの入り口に連れ込まれたところをミカの不良仲間たちに写真に撮られ、会社や奥さんにばらされたくなかったら金を払えと脅される。しかし、会社を辞め独身の菊池にそれは脅しにならなかった。
 さらに、大変な一日を終え帰宅した菊池の前に、隣に引っ越してきたと挨拶に来たのは、昔に二またをかけられて別れた?(大竹しのぶ)だった。

 登場人物の名前がよくわからん。三人の女性に振り回される男の話。いかにも竹中直人が得意そうな役回り。結構地味目だけど話の密度が高そうで、結構面白そう。期待していなかったんだけど、これはちゃんと見よう。

恋のためらい 第2回 ★★★
 隣に引っ越してきた昔別れた女(大竹しのぶ)が菊池(竹中直人)につきまとう。さらに菊池に親父狩りを仕掛けてきたミカ(中谷美紀)の兄も菊池につきまとい、アンティークショップの店主(鈴木杏樹)の男からは自分の代わりに彼女に別れ話をしてくれと言われる。

 ストーリーなんて書いてもしょうがないんだろうな、きっと。台詞まわしとそのときの心の動きを楽しめってドラマなんだろうから。俺はこういうの好きだけど、一般的にはどうなんだろう? 舞台とかでやりそうなシチュエーションドラマの系列。

恋のためらい 第3回 ★★★
 ぼーっと見ていたら、気がついたら終わっていた。それでも何となく好きな感じのドラマ。
 そういえば、鈴木杏樹が普通の人の役をやるのって、はじめてみる気がする。いっつも、なんか普段のイメージと正反対の、ネガティブな感じがする役柄ばっかりやっているなーと思っていたんだけど、今回は普通の人の役だ。

恋のためらい 第4回 ★★★
 ミカ(中谷美紀)から写真ができたという電話があった。彼女に会いに行った菊池は、義理の兄と名乗る正体不明の人物が、彼女につきまとう元高校の先生だったことを知った。彼女に新しいアパートの保証人になってくれるよう頼まれた菊池は、勇をふるってそのはんこを押した……。

 地味地味なんで切りたいところなんだけど、なんか好きなんだよな、このドラマ。

恋のためらい 第5回 ★★★
 大竹しのぶの娘の父親役をやったり、中谷美紀に引越祝いを持っていったり、鈴木杏樹の亡くなった父の愛人の話がばれてしまったり、といった話。

恋のためらい 第6回 ★★★
 ミカとデートしたり、友達の家に突然遊びに行ったら友達が帰ってこないままに友達の家族といっしょに飯を食ってかえってきたり、ミカに付きまとっている男が家に訪ねてきたり、粗悪な家具が山ほど届いていたりといった話。

 やっぱり、地味ですげーおもしろいということはないんだけど、なんとなく好きというレベルをキープしている。
 ところでなぜに笹塚? おおっ、ATOKではだめだった「笹塚」って、MS IME95ではきちんと変換される。さすが地元だ。でも、そのレベルの地名まで登録するなら、ほかの同じレベルの地名も登録しておいてほしいな。

恋のためらい 第7回 ★★★
 大竹しのぶにプロポーズされたり、中谷美紀にお金を渡したり、鈴木杏樹に嫉妬されたりという話。

 すっかり、前回どう終わったのかを忘れている。なんか、人間関係が錯綜してきた。どこかに行き着かなければならない話ではないんだけど、でもどこに行き着くのかが気になる。

恋のためらい 第8回 ★★★
 鈴木杏樹の死んだはずの父親が生きているかもって話。

恋のためらい 第9回 ★★★
 鈴木杏樹の父親が結局生きていて、竹中直人は病院で要再検査になって、中谷美紀につきまとっていた男が逮捕されて、んで中谷美紀と竹中直人が結構いい感じになってきたって話。

恋のためらい 第10回 ★★★
 中谷美紀にプロポーズしたり、健康診断の結果は良好だったり、ストーカーが事故にあったり、鈴木杏樹のお父さんが結局帰っちゃったり、大竹しのぶと昔話でしんみりしたり、という話。

 このドラマって、どこがどう面白いって説明できないんだよな。単に雰囲気が好きなだけだから。

恋のためらい 最終回 ★★★
 結婚を断られたばかりの中谷美紀からしばらく日本を離れることを聞かされ、さらに鈴木杏樹からはアンティークショップを閉めることも聞かされる……。

 若者は未来に向けて旅立ち、おばちゃんは納まるべき相手を見つけ、そして主役二人は第一回のお見合いの続きからやり直すってことなのかな。こういう風にはっきりしない終わらせ方のほうが、このドラマには向いているだろう。
1997年10月1日
ラブジェネレーション
ラブジェネレーション 第1回 ★★★
 終電を乗り過ごし行き場もなく道端のガードレールに座っていた哲平(木村拓也)。その目の前で喧嘩して男の車からおろされた理子(松たか子)。ホテルに誘うとあっさりと付いてくるが、とっとと先に眠ってしまい結局何もしないまま、翌日の朝哲平が目を覚ます頃にはその姿はなかった。
 翌日、仕事に遅刻していった哲平は、制作の現場から営業への異動を命じられる。営業に挨拶に行った哲平は、そこでOLをやっている理子に偶然出会った。

 反発しあいながらも少しずつ接近していく、まあよくあるパターン。予想通りではあるけど、今のところ予想をこえる感じはしない。気合い入っている割には出来は結構普通かな。

ラブジェネレーション 第2回 ★★★
 営業に異動し慣れない仕事に苦闘する哲平。哲平につきまとう理子。再び偶然早苗に会った哲平は、その場に居合わせた理子のせいで気まずい思いをするはめになる。
 そして、課長に営業の仕事の愚痴を言った哲平は、課長から大きなプレゼンテーションの仕事を任されることになった。しかし、クリエイター感覚が抜けない哲平は、現場の人間と衝突してしまう……。

 主役二人がからむシーンがなんか気に入らない。それ以外のシーンは結構地味にいい感じなのに、二人がからむシーンになるとなんかばたばたしている感じに見える。
 でも、第1回ほど悪い印象はなくなった。第1回が★2.8くらいだとすると、今回は★3.2くらい。とはいうものの、視聴率にあった出来ではないな。確か第1回の視聴率が30%越えたらしいから。

ラブジェネレーション 第3回 ★★★
 なんかべたべたな話だな。まあ今までも十分そうだったんだけど、ストーリーや設定上の問題じゃなく、小ネタ的な挿話としてべたべたな話を入れてくるのはどうなんだろう? 配役だけで十分プラスになるはずだから、ストーリー的には冒険をしないという判断はわからないでもないけど、なんか端々がちょっとすっきりしない。確かに平均点はクリアしてるんだけどね。

ラブジェネレーション 第4回 ★★★
 風邪で休んだ理子の見舞いに来た哲平。この間の喧嘩別れから何とか元通りの仲に戻ると、接待の席上で口から出任せでゴルフができるといってしまった哲平のため、理子がゴルフを教えることになり、毎週末のデート状態。一方、兄貴のほうは、何やら過去に関係のあった女性の事件の担当になり、結納を目前に複雑な心境に。

 結構話がややこしくなってきた。

ラブジェネレーション 第5回 ★★★
 露骨に哲平を避ける理子。なんだかぎくしゃくした毎日。哲平からの仲直りのアプローチもわざとらしい芝居でぶちこわしにする。一方、兄貴は兄貴で昔の女の出現でトラブルにはまりかけていた……。

 それほどつまらないわけじゃなく、期待度が高すぎたのに対して出来が普通だから、つまらなく感じているのかもしれない。なんにしろ、見ててあんまり楽しくないんだよな、このドラマ。

ラブジェネレーション 第6回 ★★★
 ラブラブ状態の哲平と理子。相変わらずのパターンでまた喧嘩別れしてしまうが、またくっつく。一方兄貴のほうはだんだんと深みにはまっていき、なんか今後の泥沼な展開が予想される状況に……。

 「さーんぽすっすんで、にーてんきゅうほさっがるー」って感じ。
 なんか、本当にどうでもよくなってきた。「よくあるドラマのような」という表現が似合う場面と台詞回しの集積。観てると背筋がぞくぞくするシーンがあって、「まあなんてドラマチック」と感心する次第です。どうやら俺は出来の善し悪しとかいうよりは、そこかしこから透けて見えるつくり手側の戦略が嫌いなんだろうな。ここまでやってきて、最後にかっこよく破綻して見せてくれたら、評価は180度変わるんだけど、きっと最後までこのままなんだろう。
 ちなみにかっこよく破綻するってのは、例えばラスト2回辺りで突然国際的な謀略に巻き込まれた兄貴のせいで、早苗が誘拐されそうになるが間違って理子が誘拐されてしまい、哲平が封印していた中国四千年の武術を駆使して助け出そうとするアクションバカドラマになってしまい、でもそれを大まじめにかっこよく映像化して見せたりするとか、そういうの。

ラブジェネレーション 第7回 ★★★
 再度大きな仕事のチャンスを与えられた哲平。理子の父親に遭遇したりしながらも、万事好調な様子。一方、兄貴のほうは泥沼を何とか抜け出そうと努力するものの、早苗との仲はこじれていく……。

 見てる途中で電話が入って、話がとんでしまった。でも、わざわざ見返すほどこのドラマは好きじゃないので、さよーなら。

ラブジェネレーション 第8回 ★★★
 兄貴と早苗ちゃんの結婚式の衣装あわせ。微妙な緊張感の中、結婚話は具体的な方向へと進んでいく。すべてを忘れて結婚しようと決意した早苗だったが、偶然兄貴と浮気相手の過去の話を聞いてしまう……。

 なんだ、あのとってつけたような暴露話は? 早苗に事情を知らせて、話を展開させたかったのはわかるけど、もうちょっとうまくやれよ。
 行動に襤褸があるとしたら、哲平と理子のほうじゃなく、兄貴と早苗のほうにだろうな(ちなみに襤褸の意味と読みは過去の日記(最近はこんな感じ)をさかのぼると出てきます。いつ頃かは忘れたけど。この言葉、一回くらい使ってみたかったのよ)。自分に素直に生きている人間が、自分に素直に生きられない人たちに振り回される話か。

ラブジェネレーション 第9回 ★★
 うーん、すいません。ほとんど流してただけで見ておりません。横目でちらちらと見ていた中で、微かに記憶に残っているシーンを思い出してみます。
 まずは理子が田舎にしばらくの間帰っていました。んで、帰ってきた理子と哲平は何とか仲直りをしていたような気がします。でも、早苗と哲平が哲平の家で会っていたことに関して、二人の間に何かあったという疑いを捨て去ることができなかった理子が、ついにきれてしまって本気で別れを決意していたような気がします。大枠はそれであっているでしょうか?

 で、今後の展開を予想してみる。
 きっちりけりをつけて気持ちの整理もして、理子は田舎に帰ってしまう。田舎の生活に馴染んだように見える理子だが、ふとした拍子に哲平のことを思い出してしまったりもする。一方、哲平のほうも仕事をばりばりやりはじめてまわりから認められるようになりながらも、ふとした拍子に昔理子がいた隣の席を眺めて彼女のことを思い出したりする。
 で、ここから「結局くっつく」パターンと、「いろいろあったけど、すべてはいい思い出となりました」パターンの二択になるんだけど、まあ王道パターンを追い続けるこのドラマのことだから、「結局くっつく」ほうに「はらたいらさんに3000点」って感じでしょう。
 ちょっちドラマチックな舞台で理子と哲平は再会する(まったくの偶然パターン・哲平が自ら動くパターン・結構間をあけて数年後パターンの三択かな)。そこで再びくっつく理由を説得力のある会話で仕上げるのが、脚本家の腕の見せ所。でも、このドラマってあんまり説得力を感じたことがないから、何となくくっついちゃって終わりってなりかねない。「でも、忘れられないの!」程度の理由だったら嫌だな。

ラブジェネレーション 第10回 ★★★
 会社を辞め、実家に戻って家の仕事を手伝うことを決めた理子。哲平の再三の説得にも理子の心は変わらない。しかし、早苗や親友の説得によって、理子の気持ちは揺れる。そして、ようやく哲平ときちんと話し合う気になった理子だったが、接待で遅くなった哲平を待っている間に、どうしても哲平と早苗とのことを思い出してしまい、結局会わないままに帰ってしまった……。

 説明くさい台詞がつづきますなー。恋愛哲学を滔々と述べたあとに、それを韜晦するような台詞を付け加えるのは、みっともなくないっすかねー。どうせドラマなんだから、それくらい言い切らせちゃえよって気がしますわ。
 それにしても、やけに直球勝負が多いっすねー。なんか、Bバージンを思いだしますわ。思わずマニュアルっぽいナレーションをつけたくなっちまう。「ここまで来たら、もう小技は意味がありません。あとは直球勝負で押すだけです」。そして、玉砕→ムンク化。
 ところで送別会の時の木村君の目が怖いっす。
 さてと、あとは最終回を残すだけか。どうやら、ドラマチックに迎えに行くパターンのようだけど、最後にきれいにまとめてもらえれば、今までの何となく不完全燃焼な気分も解消されることでしょう。←俺だけか?

ラブジェネレーション 最終回 ★★★
 女に逃げられた兄弟が二人、将棋を指す。一方、田舎に戻って実家のペンションを手伝う理子。哲平も理子もお互いに心を残したまま、日々を過ごしていく。しかし、理子が田舎で見合いをするという話を聞いた哲平は、理子の見合いの席へと乗り込んでいく……。

 結局最後までパターン通りのお話で終わっちゃうんですね。一度たりとも予想外の驚きってものがないドラマってのは、ここ最近の流行からいうととても珍しいな。最近は、たとえその方が出来が悪くなろうとも、視聴者の予想を外してやろうという制作者の意図が透けて見えるような展開が当たり前のようになってしまっているからな。
 このドラマがパターンを決してはずさないまま最初から最後まで通したことの結果は、たぶん制作者の意図通りの視聴率として返ってきたんだろうから、まあそれはそれでいいんだろう。視聴率的な問題を考えれば、ストーリーでは冒険をしないという選択肢が制作者的にはベストだったんだろうし。
 最初から最後まで王道をはずさなくても十分におもしろいストーリーってのは存在するし、このドラマが最後まで俺の心の琴線にふれなかったとしても、それは単に好みの問題だろうと納得はできる。ただ、俺はまったくいい印象を受けなかったというだけのことだ。
1997年10月1日
シングルス
シングルス 第1回 ★★★
 三十歳の誕生日を、独り徹夜の仕事場で迎えた女性カメラマンあさひ(天海祐希)。同窓会に行くと周囲からの旦那の自慢攻撃にさらされうんざりする。そんな中、同じく結婚の当てのない独身二人(水野真紀、洞口依子)と意気投合する。

 よくできているのはわかるんだけど、いまいち興味のあるネタじゃないんだよな。うーん。

シングルス 第2回 ★★
 妹の恋人とやっちゃったあさひ。そのことを薄々気付いてしまっている妹。微妙な緊張感。
 人工授精で子供を産もうとする女。不倫相手の子供を産もうとする女。そして、妹の恋人との間に子供ができてしまった(らしい)女。

 やっぱり30代の複雑な女心とかをテーマにされても、ついていけない感じだよな。しかも、俺にはしょせんわからない世界の話ではあるんだけど、なんか嘘臭い気がする。
 モノローグで女心を語っているわけなんだけど、やけにその内容が文学調で詩的で、あんなふうに感情表現されても納得いかない。文章ならば、まあ表現形式的なものとしてああなるのはわからないではない。でも、芝居として表現する場合は、もっと台詞と動きで表現して欲しい。
 ちょっと、今後の展開が気にならないではないんだけど、ドラマとしてはあんまり好きじゃないんだよな。これからどうしようかな。
 そういえばこのドラマって、全体的な印象としては「ミセスシンデレラ」に似てるな。俺はあれも好きじゃなかったんだ。

シングルス 第3回 ★★
 結局3人とも妊娠した。一人は人工授精による自分だけが望んだ妊娠。一人は不倫による自分は望んでいるが相手には望まれていない妊娠。一人は妹の恋人との自分も相手も考えてもいなかった妊娠。

 やっぱり興味がないな。というわけで、多分続きは見ない。

シングルス 最終回 ★★★
 久しぶりに見たら、なんかずいぶんすごいことになってる。結局主人公は実家と憎みあうところまで来てしまったのか。残りの二人もなんかひどい状態になってるみたいだし。でも、これまでの展開はよくわからないなりに結構面白かった。
 話やテーマが俺の趣味じゃなかっただけで、ドラマ自体は結構良かったのかも知れない。
1997年10月1日
僕らの勇気・未満都市
僕らの勇気・未満都市 第1回 ★★★
 千葉の幕原市が大地震で崩壊した。そこに住む幼なじみと連絡が取れないヤマト(堂本光一)は、自ら自転車で友達の安否を確かめに出かけることにした。途中で偶然行き会った同じく幕原が目的地のタケル(堂本剛)とともに。しかし、幕原についてみるとそこには、地震の痕跡などなかった……。

 まあ、漂流教室だな。壮大な設定の割にはお金がないらしく、あちこちにちゃちすぎて目に余る部分が見受けられるんだけど、この時間のアイドルドラマにしてはよくできているほうだとは思う。でも、今更こんなのを見る気にはあんまりなれないなあ。どうしよう。

僕らの勇気・未満都市 第2回 ★★
 致死の細菌に感染している少年は、飼い犬に託して姉さんにメッセージを送った。しかし、それに応じてやってきた姉さんは、少年にふれることを拒絶した。それでも少年は遠目に姉さんに会えたことだけで十分嬉しかった……。といった感じの話。

 特にこれ以上見る価値は感じないので、これで終わり。
1997年10月1日
成田離婚
成田離婚 第1回 ★★★
 とあるクリスマス、独り仕事で残業していた男(草なぎ剛)と、恋人に振られて帰る女(瀬戸朝香)が、偶然出会う。それからつきあいだした二人は、トントン拍子に結婚までこぎ着けた。しかし、高熱をおして無理に新婚旅行に行った二人は、お互いに変わりばんこに寝込んでしまう。さらにはやることなすこといいことなしの男に愛想を尽かし、成田離婚ということになった……。

 なんか、「いいひと」に作り方(笑いの方向性)がちょっと似ている気がする。アレよりはずいぶんましだけど。あれの嫌な部分の面影が微かに感じられて、今後がちょっと不安。

成田離婚 第2回 ★★★
 離婚することを一朗(草なぎ剛)の同僚のOLに知られてしまう。早速離婚届を出そうとする夕子(瀬戸朝香)だが、ひとまず夕子の父親に知らせてから届けを出すことにする。

 しまったなー。これはとっとと切る予定だったんだけど、思ったよりもちゃんとできてるや。あの笑いのセンスはいまいち好きじゃあないんだけど、それでもそこそこ面白い。

成田離婚 第3回 ★★
 せっかく離婚届を提出しに行ったのだが証人欄が空欄だったため、受け取りを拒否される。例の二人に証人を頼み、準備万端再チャレンジしようとした夕子だが、妊娠と思われる体調の不良を感じ始めていた……。

 なんか「ちょーてきとーって感じぃ」な話の作り方が「いいひと。」を思い起こさせる。ここまで一生懸命離婚しようとしているのに、証人欄を書き忘れるか? しかも二人でぴったり息を合わせなければ面白くない台詞回しも、全然合わずにずれているまま通っちゃってるし。

成田離婚 第4回 ★★
 なんかいろいろやってたけど、もう見る気をなくした。これで最後。ストーリーのその場しのぎっぽい展開も嫌だし、「いいひと。」もどきな草なぎくんの動き=無演技ももう飽きた。
1997年10月1日
青い鳥
青い鳥 第1回 ★★★
 田舎の駅員、柴田(豊川悦司)。町に引っ越してきたばかりの母子(夏川結衣)。観光地開発の大会社綿貫建設の御曹司で、柴田の亡くなった兄の同級生だった男(佐野史郎)。寂れた観光地に再開発の手が入り、町は少しずつ変わっていく……。

 人物&状況紹介だけだったんで、いまいちストーリーがよくわからないけど、多分そういう話だと思う。やっぱり豊川悦司がいるとクオリティがあがる気がするな。全体的に役者がそろっていて、演技力の点では文句ない。あとはストーリーだけだ。

青い鳥 第2回 ★★★★
 女の子/しおりとその母親/かおりが、綿貫家の息子の嫁と娘であったことを知った柴田。柴田は三人それぞれ別に接近していく。そして、かおりは柴田に言った。「駅長さん、この町から私を連れだして」。

 ストーリーが進まないなー。まだ導入部なんだろうか。それでも、だるいって気はしないのは、よくできているからだろう。でも、そろそろ展開して欲しい。

青い鳥 第3回 ★★★
 柴田とかおりの中は接近していき、そのことは静かな噂となりつつあった。かおりの夫も二人の仲を疑いはじめていた。そして、ついに二人はお互いの心を伝えあった……。

 って感じだったはず。
 最近ドラマをちゃんと見る根性がなく、何となく流しっぱなしであらすじを追っているだけになっている。

青い鳥 第4回 ★★★
 かほりと柴田の中が会っているところを幼なじみの美紀子(永作博美)は見ていた。美紀子にくぎを差され、柴田はそれ以上かほりに近づくことを躊躇う。しかし、そんな柴田にかほりの方から積極的に近づいてきた……。

 オープニングのクレジットを見たら、“かおり”じゃなくて“かほり”だった。
 このドラマも雰囲気が地味だよな。「恋のためらい」と「青い鳥」のどっちのドラマも好きなんだけど、二連発で地味なもんだから連続で見るのが疲れて嫌になってくる。曜日変えてくれればいいのに。

青い鳥 第5回 ★★★
 とうとう駆け落ちしてしまった柴田とかほり&しほり。二人を連れた柴田は、駆け落ちした母親の住む場所へと向かっていた。それを綿貫が手下を使って追いかける……。

 とうとう佐野史郎のキれた演技が始まった。

青い鳥 第6回 ★★★★
 港町に腰を落ち着けた三人。漁港で肉体労働を始めた柴田と、食堂でパートを始めたかほり。しかし、しほりを学校に入れるためには、綿貫に居場所がばれることを覚悟しなければならない。そのことで喧嘩している二人を見たかほりは、自分が戻れば二人を許してくれるという綿貫の言葉に、居場所を教えてしまう……。

 おお、鮫駅。昔友達のお父さんが鮫駅の駅長をやっていて、夏休みに駅の敷地内にある駅長官舎に泊まりがけで遊びに行ったことがある。あそこの海って霧が出てほとんど視界がなく異常に寒くて、「なんじゃこりゃあ」(松田優作風味)だった記憶がある。でもほとんど太陽光線を感じないような海岸でも、紫外線君はきっちり透過してきて、日には焼けるんだよな。
 というわけで、今日は見知った土地シリーズでした。
 ところで、次回の展開はいったいどういうことなんでしょう? 予告編は時間軸をごちゃごちゃにしているのかな? そうだとすると、いったん田舎に逃げてそこでしほりの学校も見つかり、幸せな生活が始まったところに狂った綿貫が現われ、斧で二人を追い回し、崖っぷちに追いつめられたところで、「私さえいなくなれば……」とかほりが自殺して終わりって話なのかな?

青い鳥 第7回 ★★★★
 追っ手から逃げ出し、北海道の山奥に落ち着いた三人。理解者に囲まれ、しほりの学校も決まり、三人にようやく幸せな時が訪れた。しかし、綿貫の執拗な追跡はついに彼らを追いつめた……。

 さて、ここからが本題ってわけですか。長い前ふりだこと。これから先は、大きくなった娘との相克なんですかね?

青い鳥 第8回 ★★★★
 長い刑期を終えて出所した柴田が清澄に帰ってきた。父はすでに病気で亡くなり、幼なじみの美紀子は変わらず彼を迎えてくれた。綿貫家では亡き父の跡を継いだ広務が、市長となって権勢を振るっていた。そして、柴田は大きくなったしほりと再開した……。

 しほりの疑問はもっともだよな。俺にもなんで自殺したのかその心の動きが理解できない。でも、それを説明できる人間はいないだろうから、答えは出ないとは思う。衝動的っていうだけならば特に説明はいらないんだけど。

青い鳥 第9回 ★★★★
 しほりの疑問に答えられず、美紀子の気持ちにも応えられないまま、柴田は町を去ろうとしていた。いまだ心の奥でくすぶり続ける柴田と綿貫の感情の対立。綿貫家という牢獄に囚われたまま救われないしほりは、約束の家族旅行を実現するために柴田を追って家を出た……。

 うーむ……。こっちも、もはや何が起きてもおかしくなってしまった。

青い鳥 第10回 ★★★★
 柴田の後を追って家を飛び出したしほり。柴田に対し筋違いの怒りを向ける綿貫だが、選挙の動向が気になり家を動けない。目的地の下関で鹿児島へと向かうしほりと別れるはずだった柴田だが、下関まで先回りして迎えに来た美紀子の目の前できびすを返すと、再び電車へと乗り込んだ。一方、娘の家出を新聞記者にかぎつけられた綿貫は、柴田を誘拐犯として警察に訴えでることで自分の身を守ろうとした……。

 いかんねー。もうハッピーエンドなんてびた一文思い浮かびやしないや。あとは、どの程度の破滅ですむかの問題になってる。

青い鳥 最終回 ★★★★
 車を捨て徒歩での旅を続ける二人と、その二人を追う警察と美紀子。そして、目的地に着いた二人は6年前の約束をようやくかなえることができた……。

 まあ、ハッピーエンドですな。あの状況の中では最高のハッピーエンドといえるかもしれない。
 後半にいくにつれ、人の心の動きがもはや迷走の域に達してしまっていて、私にはそれについていくことができなかったのが残念といえば残念。それでもまあおもしろかったんだけど。
 ちなみに、完結編はみておりませんが、要するに総集編だったんでしょ? 違ったらいやだなー。もしかして、後日談みたいなのが追加されてたりした?
1997年10月1日
心療内科医・涼子
心療内科医・涼子 第1回 ★★★
 人の心を癒やすことにより、身体的な異常を直す心療内科医、望月涼子(室井滋)。そこに新しくやってきた研修医(河相我聞)。
 新しく外科に入院してきた患者の中に、有名なタレント料理家がいた。形だけの入院をしている彼女には、実は盗み食いの衝動を抑えることができないという、過食症に属すると思われる病状があった……。

 なんか、「研修医なな子」と設定がかぶってるな。内容は全然ちがうけど。
 こっちは結構地味に面白そうな感じがする。

心療内科医・涼子 第2回 ★★★
 自殺未遂で病院にかつぎ込まれた虚言症の女(篠原涼子)の話。

 ほかのことをしながら斜め見しちゃったので、ちゃんと見ていない。でも、それなりにいい感じだったように思う。てきとーな感想ですまん(いつもそう?)。

心療内科医・涼子 第3回 ★★★★
 涼子の同級生だった元ピアニストの母とその娘(榎本加奈子)。しっかりしている娘とどじな母親は、まるでその立場が逆に見えるような親子関係だった。しかし、その娘の表情に涼子は引っかかるものを感じた。
 後日、涼子の元に母親が訪れる。その顔には殴られた傷があった。娘に殴られた傷だ。娘の暴力の原因は、母親の娘に対する依存が原因のようだ……。

 今回は久しぶりにちゃんと見た。やっぱり面白い。このドラマって、要するに一話完結のイヴだよな。

心療内科医・涼子 第4回 ★★★
 男の子には、何かあると髪の毛をいじる癖があった。受験のためにその癖を直して欲しいと病院にやってきた母親(斎藤由紀)は、あらゆるものに対して高級志向があり、目に付いた欲しいものを買い物をすることをやめられない。そして、そのことが夫にまでばれてしまう……。

 地味だけど、平均以上のところをキープし続けてる。すばらしい。

診療内科医・涼子 第5回 ★★★★
 醜形恐怖症(自分の顔を醜いと思い込んでしまう)の女性。ニュースレポーターになるために整形手術を受けるが、そのために男に逃げられてしまう。それ以来、異常なほど自分の容貌に自信がなくなり、周りで人が笑っていると自分の顔が笑われていると思い込み、それをごまかすために厚化粧で面接を受けると、素顔に近い写真と比べられ、逆に写真写りがいい(実物は良くない)といわれてしまう……。

 よくまあ毎回毎回いろんな心の病が出てくるもんだな。でも、「事実は小説より奇なり」というし、きっとこのドラマって現実の病院に取材するといつまでも話を作れるんだろうな。
 そういえば番組の最後の注意表示に今回初めて気がついた。「このドラマは心療内科を取材して作っているけど、ドラマの都合上心療内科の範囲を超えた医療行為を行う場合があります」って感じの内容。視聴者相手の注だろうか、それとも医者相手の注だろうか。

心療内科医・涼子 第6回 ★★★
 姑の嫌みにさらされ続け、そのせいで体の具合を悪くした嫁が、ストレスからくる十二指腸潰瘍で入院することになった。一方、姑は姑で、すでに亡くなった姑の義理の母からのストレスを感じていた……。

 うーん、このドラマにしてはなんかぱっとしないネタだったな。

心療内科医・涼子 第7回 ★★★★
 道端に座り通る人を観察し続ける女子高生。男に声をかけられてあっさりとついていった帰り、彼女は公園の水飲み場で水を大量に飲むと倒れてしまう。そのまま入院することになった彼女は、医局長に対して恋愛感情を抱き、迫りはじめた。それはまるで満たされない父親からの愛情の代償を求めているようだった……。

 ちっ、ちょっとうるうるきちまったぜ。

心療内科医・涼子 第8回 ★★★★
 一人の女性(松嶋菜々子)を挟んで殴り合う男が二人。形だけ喧嘩を止めようとした女は、喧嘩をやめようとしない二人の様子を見ながらにやりと笑うとその場を立ち去った……。

 このドラマって、キャスティングがうまいよな。いかにもなはまり役か予想の逆をいく配役か。しかも結果としてうまくはまっている。

心療内科医・涼子 第9回 ★★★
 母親に捨てられたトラウマで首の筋肉が固まって首が回らなくなった大女優と、子供を捨てたトラウマで末期ガンながら痛みを和らげる薬の注射を拒む女性の話だったと思う。斜め見につき、ディテールに自信なし。でも、ええ話や。

心療内科医・涼子 最終回 ★★★
 子供を病院に置き去りにして遊び歩く母親(田中律子)。自ら子供を引き取りに戻ってきた彼女は、子供の泣き声を聞くとアレルギーのように発疹を起こすのだ。涼子は彼女の治療を行うために、自分自身の暗所恐怖症のカウンセリングを彼女に行わせる逆療法を行うことにした……。

 うーむ、そんなに出来は悪くなかったんだけど、トータルの解決編としてはいまいち物足りない。
1997年10月1日
不機嫌な果実
不機嫌な果実 第1回 ★★
 姑とうまくいかず、ちょっとした不倫願望がある、平凡なサラリーマンの妻(石田ゆり子)。姑との食事を断り、昔自分にあこがれていた男と食事をするが、男がニューヨークで自分よりも十歳も若い女と結婚すると聞き、ショックを受ける。その帰り道、大雨の中タクシーがつかまらず困っていると、目の前で若い男(岡本健一)がタクシーを止めた。そして、男は彼女にタクシーを譲ってくれる。しかし、タクシーのドアが閉まるときに彼の持っていた楽器のケースをはじき飛ばしてしまった。「壊れていたら弁償します」という彼女の手の甲に連絡先を書いた男は、雨の中そのまま去っていった……。

 不倫願望に揺れる女性の話。
 石田ゆり子って、久しぶりに見た気がする。なんかちょっと汚れ気味な役をやって一皮剥けようって戦略なのかな。イメージ的に、なんかいまいち個性がない普通の美人ってだけだからな。でもやってることというと、裸の背中をやたらと映したりベッドシーンも結構長めだけど、でも絶対に最後の一線はゆずれないわって感じ。石田ゆり子って、演技が下手ではないけどうまくはないからなあ。特にモノローグがなんかいまいち。
 あんまり面白いとは思わないけど、すっげーつまらないというわけでもない微妙なところ。続けてみるかどうか未定。
 主題歌はUA(ってこう書くんだっけ?)。

不機嫌な果実 第2回 ?
 ははは、早速裏番組録画しちまったぜ。まあいいや。前回最後までほとんどのドラマを見ていたら、かなりつらかったからな。早めに切るものは切ってしまおうと言うことで、多分もう見ない。
1997年10月1日
休息の山
角川文庫・休息の山・沢野ひとし著

 椎名誠の本によく挿し絵をつけている画家沢野ひとしの、山に関するエッセイ集。登山家でもある彼の山に対する思いや、山での思い出など。雰囲気は悪くなかったけど、あっと言う間に読み終わってしまって、物足りない。
1997年10月3日
引越貧乏
新潮文庫・引越貧乏・色川武大著

 色川武大(阿佐田哲也)の五十歳記念として出版されるはずだった連作集。予定より執筆スケジュールが遅れ、表題作を書き上げた時には、還暦を迎えていた。それから三ヶ月後、氏は急逝することになる。
 私小説というのかフィクション風エッセイというのか。「麻雀放浪記」の頃の話から晩年の話まで。解説は伊集院静が書いている。まあ、最近俺がずっと読んでいるあの路線の奴だけど、さすがに色川武大のほうが伊集院静よりも深いな。雰囲気は似ているし伊集院静もいいんだけど、色川武大のほうがやけに深いところに残る。
1997年10月4日
それなりのジョーシキ
角川文庫・それなりのジョーシキ・玖保キリコ著

 漫画家玖保キリコのイラスト・エッセイ。玖保キリコのマンガって、そんなにちゃんと読んだことはないんだけど、思ったよりも文章がまともでイラストと文章のバランスもいい。ただ、ちょっと薄くて一瞬で読めてしまう。
1997年10月5日
行きそで行かないとこへ行こう
新潮文庫・行きそで行かないとこへ行こう・大槻ケンヂ著

 大槻ケンヂのエッセイ。普段行きそうで行かないところに行った見聞録。ただ、前に読んだ大槻ケンヂのエッセイとネタがかぶっているところや、なんかどこかで読んだようなネタが多くて、ちょっとだるい。でも、まあ基本的には嫌いじゃない感じ。
1997年10月6日
身代金
 急成長した大航空会社の社長が主人公。その一人息子が誘拐される。FBIに捜査を任せるが、失敗。金を受け取りに来た犯人の一人を射殺してしまう。それをきっかけに誘拐事件がマスコミにまでばれてしまった。
 そこで、男は決意した。黙っていては金を渡そうと渡すまいと、息子は殺されるだろう。ならば、俺は俺のやり方で犯人たちと戦い、息子を助け出す。男は、身代金を全て誘拐犯たちへの懸賞金とし、誘拐犯たちと正面から闘うことに決めた。

 ちょっとファーゴと雰囲気が似ているけど、こっちのほうが知的だ。誘拐もののパターンを破ったことのインパクトだけの話だと思っていたら、そうではなく基本的なつくりがよくできている。
1997年10月8日
評決の時
 まだ10歳の幼い娘を無惨に暴行された黒人の男。犯人の白人二人組はすぐに逮捕され、裁判を受けることになる。しかし、男は以前似たような事件があったとき、犯人たちが裁判の結果無罪放免になったことを知っていた。男は、犯人たちを自らの手でさばくことを決意した。
 男が犯人たちを射殺する前に、彼に会った友人の弁護士。男は彼にこう言っていた。「もしも俺が面倒なことになったら、助けてくれるかい?」。弁護士は、男の弁護を引き受けた。
 裁判は、白人と黒人の対立であり、クークラックスクランの亡霊たちと黒人地位向上組織の戦いでもある。その戦いの中で、主人公の弁護士で浮いた存在だった。周囲のさまざまな思惑と妨害工作の中、彼の孤独な戦いが始まった。

 見終わって、とっても疲れた。こういう話ってたいていの場合原作は面白くても、映画化したらなんかいまいちになってしまうものだけど、これは珍しく成功している。って、原作読んだことないから、もしかしたらこれでもまだ原作よりも薄まっていたりして。
1997年10月8日
デイライト
 ニューヨークとニュージャージーを結ぶ巨大な地下トンネル。強盗をして逃亡中の暴走車が危険物を運搬しているトラックにつっこみ大爆発。多数の通行車とともにトンネルは崩壊する。たまたまそこに居合わせた元救急隊チーフで今はタクシードライバーの主人公(スタローン)は、救急隊に協力しようとするが、新しいチーフとの確執のため、彼の提案は受け入れられない。トンネル内は有毒ガスが充満しており、中に閉じこめられたわずかな生存者の命もそう長くは持たないだろう。チーフを失い為す術をなくしていた救急隊に協力し、主人公は単身トンネルの中へと突入する……。

 いわゆるパニック映画。もっとスタローン節ばりばりかと思ったら、それほどでもなく普通の出来だった。★3.5くらい。
1997年10月8日
ねじまき鳥クロニクル
新潮文庫・ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編・第2部 予言する鳥編・第3部 鳥刺し男編・村上春樹著

 村上春樹の長編小説は久しぶりに読んだ。
 村上春樹の王道パターン。失ったものを現実と幻想との狭間で探し求める話。ただ、いつものパターンの幻想シーンはそのままなんだけど、それとの融合性がいまいち悪い、歴史的で現実的な異常な話がミックスされていて、なんか異質な物語を互い違いに読んでいる印象が残る。
 イメージ的にツインピークスの中盤から後半にかけてとかなりだぶる感じ。終わらせかたが、予想とは結構ちがった。
1997年10月12日
あたしが海に還るまで
文春文庫・あたしが海に還るまで・内田春菊著

 内田春菊の半自伝小説。「ファザーファッカー」の続き。16歳の頃から家出を繰り返し、さまざまな男とつきあっては失敗し、結婚した相手もろくでもない男で、結局耐えきれずに家出する。細かい部分を考えると主人公に共感できる部分は1/3くらいしかないんだけど、それでもトータルでは納得できるし、すごいとも思う。
1997年10月17日
フェラーラの魔女
ハヤカワ文庫・フェラーラの魔女・栗本薫著

 グインサーガ外伝11巻。シルヴィア皇女探索の旅の続き。七人の魔導師への伏線(っていうのか?)とかもありつつ、結局話の途中で終わってしまった。これって外伝なのか? グインサーガ的にはこれが本伝じゃないのか? 中原興亡史とかいうタイトルならば、今本編でやってるのが本伝でもかまわないけど。
1997年11月1日
家族場面
新潮文庫・家族場面・筒井康隆著

 久しぶりに読んだ筒井康隆。なんか、風刺色が強い作品が集まっていて、年齢のせいか断筆のせいか狷介な性格になってしまったんじゃないかと思わせる。あるいはわざとそう思われることをねらっているのかもしれない。なんにしろ、もう今更素直にエンターテインメント性を前面に出した作品なんかは書けないのかな。筒井康隆っぽさはあちらこちらに出ていて、その辺りは健在なんだけど。全体的に幻想小説の方向に向かいつつあるな。
1997年11月4日
わしらは怪しい探検隊
角川文庫・わしらは怪しい探検隊・椎名誠著

 椎名誠の旅ものエッセイの基本とも言える怪しい探検隊シリーズ第1弾。そういやまだ読んでなかったんだなこれって。小さな島に行ってテントを張り、あとはひたすら飲んで食って寝て飲んで食って寝て飲んでくって寝て……という話。
1997年11月4日
晏子
新潮文庫・晏子(あんし) 第一巻〜第四巻・宮城谷昌光著

 中国春秋時代、親子二代斉の国の宰相として使えた晏弱、晏嬰の話。前半は父が主人公、後半は子が主人公である。信義と知謀の人として父晏弱はヒロイックではあるが、歴史上それほど珍しいと言えるほどの人物ではない。しかし、子の晏嬰は歴史を振り返ってもそれと並ぶほどの人物は思い当たらない。自らの信じる道を生き続け、そしてそれを貫き通して、しかも定命を全うした。晏弱が死んで代替わりした後、何も行動しない晏嬰に最初はもどかしさを感じるが、最後にはそんなことを忘れてしまう。
1997年11月4日
アルバイト探偵
講談社文庫・アルバイト探偵(アイ)・大沢在昌著

 大沢在昌の本は一冊も読んだことがなかったんだけど、ワイドショーのベストセラー紹介みたいなコーナーを聞いていたら、新宿鮫シリーズの最新巻は面白いという話を誰かがしていて、そういや読んだことなかったけど一冊くらいは読んでみようかなと夜に近所の本屋に買いに行ったらそこには新宿鮫シリーズが置いてなくって、しょうがないから適当に買ってきたのがこれ。過去に謎のある、今は私立探偵をやっている父を持つ、高校生のアルバイト探偵が活躍する、微かにハードボイルド風味のアクションもの。もうちょっとユーモア風味が強ければ赤川次郎の少年向けものって感じだけど、そこまでのおかしみはなく、なんか中途半端な印象。
1997年11月9日
アフリカの燕
文春文庫・アフリカの燕・伊集院静著

 伊集院静のエッセイ第4弾。まあいつも通りなんだけど、最新巻だけあって最近の話題が多いぶん、ちょっとだけ印象がちがう。
1997年11月9日
日本最末端真実紀行
角川文庫・日本最末端真実紀行・椎名誠著

 椎名誠の旅と言うほどでもないところも含めた小旅行記多数。ちょっと疲れていて根性のいる読み物を読む気力を失っている活字中毒者にはちょうどいい。
1997年11月10日
怪しい探検隊 北へ
角川文庫・怪しい探検隊 北へ・椎名誠著

 怪しい探検隊第2弾。相も変わらずだらだらとしたキャンプと、なぜか突発的な南の島症候群の話。
1997年11月13日
怪しい探検隊 不思議島へ行く
角川文庫・怪しい探検隊 不思議島へ行く・椎名誠著

 怪しい探検隊第3弾。おもに日本の変な島巡りの話。今回辺りから雑誌の取材が主目的になってしまって、ちょっともともとのおもしろさが薄れてきている。
 こんなんばっかり連発で読んでいたおかげで、ずいぶんと精神的に癒やされて、いろいろやる気が出てきた。
1997年11月14日
怪しい探検隊 海で笑う
角川文庫・怪しい探検隊 海で笑う・椎名誠著

 怪しい探検隊第4弾。潜水関係の旅の話がメイン。とうとうほとんどが雑誌の取材やイベントやテレビの撮影がらみになってしまって、昔の面影はなくなってしまった。
1997年11月15日
怪しい探検隊 アフリカ乱入
角川文庫・怪しい探検隊 アフリカ乱入・椎名誠著

 怪しい探検隊第5弾。ついに、海外しかもアフリカに行ってマサイと闘ったりする(嘘)話になってしまった。キリマンジャロにも登っている。なんか、普通の旅行記になってしまったなー。まあ、それはそれで面白いんだけど。
1997年11月16日
発作的座談会
角川書店・発作的座談会・椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒孝二

 椎名誠&本の雑誌関係四人による、テーマがあるようでないようで、内容もあるようでないような、座談会という名のよた話。くだら面白い。★3.5くらいかな。
1997年11月17日
運命のマルガ
ハヤカワ文庫・運命のマルガ グイン・サーガ58巻・栗本薫著

 最近いいペースで新刊が出るグイン・サーガの最新刊。イシュトバーンとナリスの再会。そして、ナリスとヴァレリウスによる運命の選択。かなり今後の展望が具体的になってきた。これと「七人の魔導師」でかかれていた世界とをつぎはぎすると、ずいぶんと今後の展開が見えてくる。
1997年11月18日
毒猿
カッパ・ノベルズ・毒猿(どくざる) 新宿鮫II・大沢在昌著

 新宿鮫シリーズ第2段。実は一冊目は読んでいない。でも映画で見たからいいやって、パスして二冊目からスタート。毒猿と呼ばれる台湾の殺し屋とそれを追う台湾の刑事。新宿鮫と呼ばれるキャリア組を外れた刑事は、台湾の刑事と組んで殺し屋を追う……。

 大沢在昌は今まで「アルバイト探偵」を読んだだけで、しかもかなり評価が低かったんでちょっと期待度も低かったんだけど、これは面白かった。なんか、最近これの最新刊があちこちで高い評価を受けているので、早いところそこまで追いつこう。
1997年11月20日
屍蘭
カッパ・ノベルズ・屍蘭(しかばねらん) 新宿鮫III・大沢在昌著

 新宿鮫シリーズ第3弾。顔見知りの高級コールガールを扱う男の不審な死。その原因と思われる中絶専門の病院とのトラブルは、さらに一人の男の謎の失踪に続いた。捜査を続ける鮫島にわなが仕掛けられ、鮫島の警察官としての命のカウントダウンが始まっていた……。

 「毒猿」も結構面白かったんだけど、これはそのさらに上をいく。本の裏にほかの作家のコメントが書いてあるのを読む限りは、大沢在昌ってこのシリーズで一段抜けた境地に達したらしい。これ以外の本は一冊しか読んでなくて言うのはあれなんだけど、「アルバイト探偵」を読んだ限りじゃこんなの書く人とはとても思えなかったからな。
1997年11月21日
無間人形
カッパ・ノベルズ・無間人形(むげんにんぎょう) 新宿鮫IV・大沢在昌著

 キャンディと呼ばれる新種のドラッグが若者の間に流行り始めていた。一粒500円という低価格と半透明の経口錠剤という手軽さがウリのそのドラッグの正体は、非常に含有量は少ないが経口タイプの覚醒剤であった。鮫島はキャンディの出所を追うが、どうやら従来の暴力団ルートとはまったくちがうらしく、手がかりはさっぱりつかめなかった……。

 さすがに人気シリーズだけあって、キャラクターの魅力だけに頼らずストーリーのほうも練られてるな。すばらしい。でも、後二冊までたどり着いてしまった。
1997年11月22日
嘘、そして沈黙
扶桑社ミステリー・嘘、そして沈黙・デイヴィッド・マーティン著・渋谷比佐子訳

 幼い頃母親から受けた精神的虐待によって、精神に異常を来している殺人狂の男。その尋問能力から昔は「人間嘘発見器」と恐れられたが、仕事のせいで妻子に逃げられた今では、退職後の年金生活だけを楽しみに燃え尽きたような日々を送る老刑事。そして、ある日若く美しい妻と二人で幸せな暮らしをしていると思われていた男が、突然に凄惨な死体で見つかる……。

 とっても面白そうなタイトルやあらすじだったもんで読んでみたんだけど、長い割にはいまいち。登場人物や設定などはかなりいい感じに思えるんだけど、練りが甘いせいでせっかくのネタを活かしきれていないような感じ。おしいな。主人公の「嘘発見器」ぶりもほとんど説得力のある形では描かれていないし。
 ちなみに原題は「LIE TO ME」。日本語タイトルつけた人はセンスがいいね。「私に嘘をついて」じゃあちょっと弱い。でも、そのせいでキーポイントがいまいち盛り上がりに欠けたのも事実だろうな。英語で読むとあそこはもっと盛り上がれるんだろうに。
1997年11月22日
炎蛹
カッパ・ノベルズ・炎蛹(ほのおさなぎ) 新宿鮫V・大沢在昌著

 ポケットベルを使用した遠隔連続放火事件。街娼達を対象とした盗難家電品の売買グループ。そして、日本の農作物に壊滅的な打撃を与えると予想される、海外から偶然持ち込まれた害虫の繭。外国籍の街娼が一人殺され、さらに街娼の家に間借りしていた外国人女性が殺される。無関係な事件が新宿という場所で結びつけられていく。鮫島は害虫の繭を追う防疫所の甲屋とともに、手がかりを追った……。

 3,4とかなり濃かったんだけど、今回は面白かったけど各事件間の接点があまりに少なく、単に別々の事件が同時進行しているだけっぽくなってしまっていた。最後がやけにすぱっと終わってしまうところも、期待はずれ。というか、これは俺の期待が高すぎるんだけど。
1997年11月23日
氷舞
カッパ・ノベルズ・氷舞(こおりまい) 新宿鮫VI・大沢在昌著

 日本で盗まれたクレジットカードが海外で使われる事件が頻発していた。掏摸などからクレジットカードを仕入れている男を張っていた鮫島に、ホテルでコカインを隠し持っていた外国人が殺されたという報が入る。クレジットカードの偽造とコカインの密売。その二つの事件をつなぐ暴力団の存在。そして、不思議な一人芝居を演じる女性。事件は公安とそのOBで次期首相と目される人物まで巻き込んでいく……。

 今回のはちゃんと複数の事件が密接に関係していて、濃さ爆発だった。かなり脳味噌が疲れた。
 とうとう既刊を全部読んじゃったし、このシリーズは数年に一度しか出ないらしいから、これでしばらくはさようならだな。
1997年11月24日
マーズアタック
 火星から飛び立った宇宙船の艦隊の姿が確認された。米大統領とそのブレインは、「彼らに宇宙船を作るだけの科学力がある=友好的である」という結論を出し、テレビでその事実を発表した。翌日、テレビに宇宙船からの電波が割り込みをかけた。そこに映し出されたのは、脳が発達し緑色の肌をした人型生命体が一体。彼は人類には理解できない言葉で演説を行った。そして、ついに火星人達が地球へとやってきた……。

 ストーリー映画じゃなく、火星人襲来という大枠のシチュエーションの中での、凝った小ネタの集積といった感じ。
 わざとステロタイプなデザインや小ネタを使って、それを金をかけて大まじめに作ろうって映画なのかな。いろいろ細かな趣向を凝らしてあるらしい気配は感じるんだけど、いまいち俺には理解できないのが多い。
 ザッツ・エンターテインメント!って感じはよく出ていて、もともとそういう映画はあんまり好きじゃない俺でも、それなりには面白いと思った。でも、マクロスじゃん。
1997年11月24日
新宿鮫
光文社文庫・新宿鮫・大沢在昌著

 せっかくだからシリーズ第1弾も文庫で読んでみた。連続警察官射殺事件の話。映画と比べるとあっちのほうはやっぱり見た目はかっこいいけど、内容的には本を読んだほうが充実していて面白い。
1997年11月24日
覆面作家は二人いる
角川文庫・覆面作家は二人いる・北村薫著

 “覆面作家”という名の作家。その正体は超“外”弁慶の19歳のお嬢様なのだ。彼女はお嬢様の担当となった編集者とともに、難(?)事件を解決していく。

 頭が弱ってきているので、軽い面白い読み物に逃げつつある今日この頃。北村薫の本はまったく読んだことがなかったんだけど、結構いい感じ。軽い読み物なんだけど、よくできている。赤川次郎の軽さとはちょっとちがう。
1997年11月26日
デビル
 アイルランドのとある漁師の一家。家族の団らん中、突然覆面の男が乱入し主人を射殺した。主人はIRAのシンパと言われていた。アイルランド独立運動における抗争の犠牲となったのだ。それから数年、漁師の子供(ブラッド・ピット)はIRAの凄腕の闘士となっていた。圧倒的な戦力を持つ軍に対抗する兵器を手に入れるため、男はアメリカに渡った。ニューヨークの警察官(ハリソン・フォード)の家に下宿しながら、活動を開始する……。

 IRAものって、小説とかマンガとかでは読んだことがあるけど、映画でははじめてみたな。そして、結局答えは出ない。まあ、出されても納得いかないだろうから、これが正解なんだろう。
1997年11月26日
ホネのような話
角川文庫・ホネのような話・椎名誠著

 椎名誠の対談集。いつもの仲間との話からほかの作家や女優、医者まで。特にテーマらしきものがなく雑多な話題に飛びまくるが、椎名誠的という共通項で何とか支えられつつ話は進む。
1997年11月27日
スリーパーズ
 何をするのも一緒だった13歳の幼なじみ四人組。ちょっとしたいたずら気分でホットドッグを盗んだことから、誤って人に大怪我させてしまう。過失傷害で入れられた少年院、そこは少年達にとって地獄だった。看守達による性的暴力。少年達はその記憶を封じ込めようとした。しかし、出来なかった。時を経て、彼らの復讐が始まる……。

 もっと暗いじとじとした話かと思ってたら、一風変わった法廷ものって感じだった。子供の時と大人になってからの人物対応がよくわからないままに終わってしまった。俺、人の顔と名前一致させるのすっごく苦手なんよ。そのせいで、人間関係あんまり広がらない。
1997年11月28日
敗れざる者たち
文春文庫・敗れざる者たち・沢木耕太郎著

 スポーツルポルタージュ。ボクシング、野球、競馬、マラソンとジャンルはさまざま。その対象は陽のあたる場所にいる勝者たちではなく、筆者の言葉を借りれば「敗者をして真に敗れせしむための」文章。渋い。
1997年11月28日
喰寝呑泄
集英社文庫・喰寝呑泄(くうねるのむだす)・椎名誠著

 椎名誠の対談集。「ホネのような話」と同じくバラエティに富んだ相手ではあるが、テーマがある程度絞られた状態で話が進むため、「ホネのような話」が広く浅くだとすると「喰寝呑泄」は狭く深くの方向に寄っている感じ。虫系や下系の話が結構多い。後は食い物系。
1997年12月1日
馬車は走る
文春文庫・馬車は走る・沢木耕太郎著

 韓国から来た天才囲碁少年・強烈な自信が長所でもあり短所でもある政治家・没落した水商売王・銀行家と歌手の二足のわらじを履きこなす男・あまりにも気負いのない普通の人な冒険家・殺人罪で逮捕される直前の罪悪感を持たない男。彼らを身近で観察し描いたルポルタージュ。
1997年12月5日
死の蔵書
ハヤカワ文庫・死の蔵書・ジョン・ダニング著

 一人の古本掘り出し人が殺された。捜査にあたったのは、個人的に古書を集めており、古書に関しては専門家に負けないほどの知識を持つ刑事。死者の所有物の中からは、出所不明の稀覯本が多数見つかり、捜査線上には古書界の謎の美人蒐集家が浮かんでくる。刑事は古書に関する知識と刑事としての能力を最大限に使い捜査を開始する……。

 ハードボイルド調の主人公と、古書に関するさまざまな知識がちりばめられた複雑なミステリー。わたしには最後まで結局謎が解けなかった。カタルシスはそれほど大きくなかったが、小説の長さ分の満足はした。
1997年12月9日
空飛ぶ馬
創元推理文庫・空飛ぶ馬・北村薫著

 女子大生の独白調日常推理小説。日常にある不思議な出来事の謎を、名探偵役の噺家が解き明かす。

 変わった味の小説だ。ごく普通の出来事を見つめる視点に、あたたかいというほどでもないが、自然に心地よい安心感がある。面白いといいきれるほどのインパクトはないんだけど、その心地よさがなんとなく気になり惹かれる。
1997年12月12日
幻の特装本
ハヤカワ文庫・幻の特装本・ジョン・ダニング著

 二十数年前火事で亡くなった有名な特装本職人がいた。彼の作った本はその価値は認められており、時とともに価値が上がることも知られていた。しかし、それは希少本ではあっても稀覯本ではないはずだった。
 存在するはずのない彼の作った限定本を盗んだという少女がいた。そしてその少女を捕まえるという仕事の依頼が、警察を辞めて古書店を営んでいた主人公のもとにやってきた。事件を追う主人公の前に、20年以上前に端を発した連続殺人事件がその姿を見せ始める……。

 「死の蔵書」の続編。前作で物足りなかった部分はすべて補われ、かつトータルでの深みを増している。最初のうちは、ちょっとエンターテインメントしすぎているかなっと思ったけど、そっち方向に行きすぎることもなく、きっちり最後までたどり着いた。今回も最後まで真相を読めなかった。
1997年12月14日
魔王の国の戦士
ハヤカワ文庫・魔王の国の戦士 グインサーガ外伝12・栗本薫著

 さらわれたシルヴィア皇女を助けにグインがキタイへと冒険の旅にでたシリーズの続き。今回はキタイの旧首都ホータンでさかしまの塔を探す話。

 キタイの未来の王にあったり、イシュトヴァーンが成り得たかも知れないもう一つの姿に出会ったりと、ニューキャラクターに魅力があり、グインサーガシリーズに久しぶりに新風を巻き起こした感じ。これを見ていると「七人の魔導師」をすでに書いてしまっていることがもったいなく感じる。あれがなければ制約も少なくなるし、読者のほうも結局どうなるか知らないままにいろいろと楽しめるのに。
1997年12月17日
人の砂漠
新潮文庫・人の砂漠・沢木耕太郎著

 兄のミイラ化した死体とともに数カ月を過ごし餓死に近い形で死んだ老婆、さまざまなハンディを背負った元売春婦たちを集めた養護施設、日本の南端と東端における二つの領海侵犯に囲まれて生きる人々、屑屋、相場師、不敬罪の対象者などをテーマにした8編のルポルタージュ。

 重い。重いぶんには結構面白いんだけど、それに加えてネタが古い。ネタが古くても十分現代に通じるものもあるんだけど、いくつかは古すぎて俺には上っ面しか理解できないものとなっていて、そのぶんがマイナス評価。
 読んでいる途中でいったん行方不明になって、二週間くらい経ってから見つかって続きを読んだんだけど、そのせいもあってか読み終わるのが結構苦痛だった。
1997年12月17日
夜の蝉
創元推理文庫・夜の蝉・北村薫著

 「空飛ぶ馬」の続編。日常の中にある謎を読み解く、円紫師匠と「私」シリーズ第2弾。

 前作よりも方向性が明確になった気がする。「私」を取り巻く人々の自然な温かさ。推理は謎の原因となっている人(犯人というと語弊がある)の心に密着するように展開していき、「私」の心はその推理とともに新たな地平(視点)へと達する。それは、「私」の成長物語だ。
 ちなみに蝉は、本当は旧字体。
1997年12月18日
水に眠る
文春文庫・水に眠る・北村薫著

 ファンタジックな恋愛や隠しきれない嫉妬心、未来SFショートショートなど、さまざまな短編。そこに共通しているのは、円紫師匠シリーズに通じる奇妙な空気だ。そこには、あたたかさというほど単純ではない、“人”と“人”の関わりによって醸し出される複雑な雰囲気がある。どこか詩にも似た短編集。
1997年12月18日
秋の花
創元推理文庫・秋の花・北村薫著

 円紫師匠と「私」シリーズ第3弾。今度は短編集じゃなくて長編が一本。
 「私」の高校の後輩で、近所に住む仲良し二人組の女の子。その片方が文化祭の準備に追われる夜の学校で、屋上から墜落死する。原因は不明。残された一人はそれ以来学校も休みがちのようだ。そんなある日、「私」のもとへと亡くなった子の教科書からとられたと思われるコピーが届けられる……。

 謎を解くのが難しいのではなく、その謎を解いたあとにどうするべきなのかが難しいのだ、という考えかたが通常の推理小説とこのシリーズとの大きな違いだろう。
 通常の推理ものならば、事件の謎を解き犯人を指名すればそれで事件は解決する。しかし、このシリーズでは事件の謎は探偵(円紫師匠)にとってはあってないに等しい。そこに至る犯人の心の動きを考え、どうすれば最高の解決へとたどり着けるのかが、物語の最大のテーマとなる。
1997年12月19日
少々おむづかりのご様子
角川文庫・少々おむづかりのご様子・竹中直人著

 竹中直人のエッセイ。映画の話と、自分の昔話。嫌いではないけど、ちょっと物足りない感じ。
1997年12月20日
シャイン
 厳格で偏屈な父親に幼いころからピアノを仕込まれた少年。いきすぎた家族愛のため家を出ることを許さない父から、逃げるようにイギリスに留学しピアノを続けるが、ピアノにのめり込みすぎたことから心を壊してしまう。天才的なピアノの腕と子供の心を持つ彼は、さまざまな人との出会いによって少しずつ癒やされていく……。

 久しぶりにエンターテインメントって感じじゃなく面白い映画を観た。最後のほうになると自然と顔がほころんでしまう。泣いたって人もいるみたいだけど、俺はこの映画は泣ける映画というよりは、観てて嬉しくなる映画なんじゃないかと思うんだけど。見終わったときに幸せな気分になれる。
1997年12月21日
気分はだぼだぼソース
新潮文庫・気分はだぼだぼソース・椎名誠著

 椎名誠の初期エッセイ。多分、まだサラリーマンだったときに書いたエッセイなんだろう。内容的にはあんまり面白くない。でも、椎名誠ファンで、彼のエッセイの歴史的なものを追ってみようという興味のもとにこれを読むような人にとっては、面白いだろう。
1997年12月25日
南国かつおまぐろ旅
文春文庫・南国かつおまぐろ旅・椎名誠著

 椎名誠の日記系エッセイ。日常日記から旅日記にいたって途中終了って感じ。
1997年12月25日
バーボン・ストリート
新潮文庫・バーボン・ストリート・沢木耕太郎著

 沢木耕太郎の豊富な人脈と様々な人間関係をベースに語られるエッセイ集。かっこよくておもしろい。
1997年12月26日
フグと低気圧
講談社文庫・フグと低気圧・椎名誠著

 椎名誠の日記系ノージャンルエッセイ。一編一編が結構長めでそのぶん充実していた印象。
 最近こんなんばっかり読んでいることからわかるとおり,脳味噌の力がかなり弱っています。でも,そろそろ回復してきたので,正月あたりは多少重めの本も読む気になるんじゃないかな。
 それにしても,椎名誠のエッセイが一巡しちゃったら,脳味噌弱り気味の時に何を読めばいいんだろう。多分,そろそろ残りは少なくなっていると思うんだけど。軽いバカ話系の作家って誰か他にいないかな。
1997年12月31日
魚の祭
角川文庫・魚の祭・柳美里著

 シナリオ形式による二編。片方は半自伝と思われる壊れかけた家族の話。もう一編は女子高生たちの会話で構成された、女子校の教室を舞台にした不思議な話。前のほうの話はストーリーだけでも十分におもしろいが、構成の仕方や会話一つ一つも興味深い。後のほうの話は、ストーリー自体はまあふつうだけど、人の描き方と文章による雰囲気の構築がおもしろい。
 後者の話を読んでいて、桜の園(チェーホフじゃなくて、少女マンガのほう。俺が観たのはそれを原作とした映画だけど)を思い出した。ああいう女性の目から見た少女たちの話をみると、やっぱり男と女は根本的な部分が違うんだなと思う。正確な表現じゃないけど、よくいう女の残酷さの部分でだ。特に少女の場合は、子供の残酷さってものまで加味され、男の単純さからは理解しがたい複雑な残酷さが感じられる。ちなみに、ここでいう残酷さってのはほかにぴったり当てはまる言葉が見つからないからそう書いているだけで、ほかにも壊れやすさとか繊細さとか、いろいろなものを含んだ性格を意味している。
1997年12月31日
肝臓先生
角川文庫・肝臓先生・坂口安吾著

 坂口安吾の半自伝私小説が数編と、タイトルになっている肝臓医者と馬鹿にされながらも一介の臨床医として東奔西走し、そのまま戦争の犠牲者となった医者の話など。前半はいかにもな安吾節による人生論のようなもの。肝臓先生はタイトルストーリーのわりにはあっさりしたちょっといい話って感じだったな。なんか、くいたらない。
1997年12月31日
チェーン・スモーキング
新潮文庫・チェーン・スモーキング・沢木耕太郎著

 沢木耕太郎のエッセイ。この人の本はかなり古いネタのものが多いんだけど、これは比較的新しめ。どちらかというと外に対象を置いた文章が多い沢木耕太郎にしては、この本はどちらかというと自分の話も結構している気がする。それにしても、相変わらずかっこいい文章だよな。
1997年12月31日
交差点で石蹴り
新潮文庫・交差点で石蹴り・群ようこ著

 初めて読んだ群ようこのエッセイ。この人は本屋でよく旅ものらしき本を見かけるんだけど、これは日常系エッセイ。つまらないってほどではないんだけど、なんか俺にはぴんとこない話が多い。はっきり言ってしまえば、やけにおばさんくさいエッセイだ。
1998年1月1日
死言状
角川文庫・死言状・山田風太郎著

 山田風太郎のエッセイ。タイトルは死言状だが、死に関するエッセイの部分は全体の1・4くらいで、残りは江戸川乱歩、横溝正史、色川武広などとの想い出や、吉川英治、夏目漱石に関する考察など。
 トータルでの感想は一言で言うと、おもろい爺さん。
1998年1月1日
証拠死体
講談社文庫・証拠死体 検屍官ケイ・パトリシア・コーンウェル著

 「検屍官」に続くシリーズ第2弾。
 変質者からの脅迫におびえ、自宅から離れて逃げ回っていた女性作家。そんな彼女が自宅で惨殺された。殺人現場の様子からは、あれだけおびえていた彼女が自ら犯人を招き入れ、そして殺されたことがわかった。家にも帰らず逃げ回っていた彼女が、なぜ犯人を家へと入れたのか。さらに現場からはふつう使われることのない変わった繊維が発見された……。

 慣れただけかもしれないけど、翻訳文体に引っかかることはもうなくなった。で、ストーリーも一作目よりも洗練された気がする。★3.5くらいだけど、おまけして4。
1998年1月1日
スウィートシーズン
スウィートシーズン
放映:TBS系 木 後10
出演:松嶋菜々子・椎名桔平・とよた真帆・袴田吉彦・蟹江敬三・市毛良枝・野際陽子ほか

 松嶋菜々子が主演ですか。ってそれ以外の感想はないなー。どういうドラマなのかもいまいち予想がつかない。まあ彼女が主演でこのタイトルってことは、さわやか系であることは確かだろうけど。ところで、袴田吉彦の名前を入力したのは二度目だな。略奪愛〜にもでてるじゃん。

スウィートシーズン 第1回 ★★★★
 電車の時刻が書かれたメモを手に迷う女性(松嶋菜々子)。ついに決断し、家へ帰ると荷物をまとめて駅へと急いだ。メモの渡し主は、彼女の課の課長(椎名桔平)。電車の中でようやく落ち合った二人は、激しく抱きしめあう。彼女の背中に回された男の指には、結婚指輪が光っていた……。

 純愛系不倫ドラマっていうのかな。父親の浮気のため壊れた家庭を憎みつつも、妻のいる男を好きになってしまった女性。家庭には問題ないものの、彼女のことも本気で好きになってしまった男性。
 昔マンガにあったけど、複数の相手に対する愛ってのは、一つを複数に分割してしまうんじゃなくて、それぞれの人に一つずつちゃんとあるんだという考え方がある。俺も、どっちかっていうとその考え方に共感を覚える。ただ、問題はそれと独占欲とをどう折り合いをつけるかってところ。でも、このドラマはそういう切り口にはいかないんだろうな。どちらかというと家庭というか父親との葛藤を解決する方向に話が向かっていきそう。
 フイルムちっく(というかフイルムだと思うけど)でカットバックを多用した凝った映像から始まるあたり、映像作品としてかなりクオリティが高そうな気配。ストーリー構成も結構凝ってそう。演出って有名な人なのかな? 結構金もかかってそうだけど。

スウィートシーズン 第2回 ★★★★
 旅先で五島に別れの言葉を切り出すが、結局別れることができなかった真尋。出張で偶然彼女たちと同じ旅館に泊まり、廊下で男と抱き合う娘の姿を見てしまった父。さらに母親も真尋が嘘をついていることに気づいていた。そして、妹の紹介で若い女性の恋愛観に関する取材を受けることになった真尋。その担当者である女性は実は五島の妻だった……。

 ふーん、オープニングのバックで前回のダイジェストを流すのか。まあイヴのエンディングも似たようなことをやっていたけど。やっぱ、細かいところが凝ってそうだな。出演者のクオリティも高いし。やっぱり、予想外にいい出来っぽい気がする。
 ところで、真尋は実はメチャメチャ性格悪いんじゃないだろうか? 母親に対する態度は完全に言いがかりだよな。対家族の時だけああなるってことかもしれないけど。
 なんか、今後の展開がべたべたになってきそうで、ちょっと怖い。五島が離婚を口にして、五島の妻が倒れて、真尋は妊娠して(?)、ってちょっとドラマチックな要素を連発しすぎじゃないだろうか。
 それにしても、温泉まんじゅうにお茶っていったら、渋い煎茶でしょう。あの状況でペットボトルのウーロン茶だとかなりがっかりしそう。せめて、おーいお茶にしてくれ。

スウィートシーズン 第3回 ★★★★
 五嶋の「妻と別れる」という言葉に、昔の父の記憶を思い出して真尋の気持ちは揺れる。一方五嶋も別れるといいつつも妻にそんなことを切り出すことができないまま、真尋との関係もぎくしゃくし始める。そんな五嶋に真尋は、昨日のことはなかったことにしようと言い出す。そして、今まで通りの関係を続けようとした矢先、五嶋の妻が過労で倒れ、さらに真尋も体調の異常を感じていた……。

 真尋が五嶋を一番好きだと思うのは納得できる。ただ、五嶋のほうが妻よりも好きな女といったところで、単に若くて可愛い子のほうがいいと言っているだけの気もする。まあ、それだからと言って悪いことはないんだけどね。ああいう状況でイヤなのは、自分をいい人のまま終わらせようと中途半端な態度を続けることだ。
 それにしても、話の展開が一筋縄では行かなくなってきたなー。

スウィートシーズン 第4回 ★★★
 妊娠を五嶋に知らせることができないまま、日々はすぎていく。妹はようやく家に帰ってきたが、真尋の父への反発はいまだ消えない。また、五嶋は妻と別れるのは少なくとも半年は待ってくれと言い出す。そして、ついに母親に妊娠のことがしれてしまった。さらには五嶋もとうとう妊娠のことを知った……。

 相変わらず家族に対する言いがかりは激しいな。兄さんの死ってそれほど残るものだろうか。十年も経つともうちょっと和らいでもいいと思うんだけど。
 それにしても、五嶋の中途半端加減は最悪だ。自分が可愛いのならば、とっとと真尋を切って地獄に突き落としなさい。どっちかを地獄に突き落とさなきゃいけないならば、まだそっちのほうがましだろう。真尋の前でだけしかええかっこできないくせに、かっこつけやがって。とかいっていたら、最後についに思い切ってしまいましたとさ。でも有言不実行な感じになりそうだけど。
 なんかそろそろ強引な話の作り方が目立ちはじめてきて、ちょっとイヤになってきた。

スウィートシーズン 第5回 ???
 ついに妻に別れを切り出した五嶋。一方、後藤と別れた後に事故で流産した真尋。入院して会社を休んだ真尋に連絡が付かないまま数日が過ぎ、ようやくスウィートシーズンで二人は会う。

 ってところでビデオが切れちゃいました。そうか、オリンピック延長ってのもあるんだね。スポーツによる番組延長を廃止しよう運動に一票←そんな運動はありません。

スウィートシーズン 第6回 ★★★
 引き留める妻を振りきって別居を始めた五嶋。真尋の家では、相も変わらず毒のある言葉が食卓を飛び交っており、家族は崩壊寸前の危うさを増していく。そして、真尋の父はそれとは知らないままに五嶋と出会い、真尋は五嶋の妻に会いに行き、真尋の母は五嶋を呼び出す。それぞれがそれぞれの立場での思いを語り、そして五嶋の妻は真尋の父に電話をかけると、真尋が不倫をしている事実を告げた……。

 やっぱり、前回の後半を見逃したおかげで、いまいちちゃんと話がつながってくれない。
 それにしても、理屈じゃないとはいいつつも、どいつもこいつも支離滅裂なことやってるよなー。それでも、共感できる順番をつけてみるとすると、五嶋の妻、真尋の父、真尋の母、真尋、五嶋って感じかな。
 主役二人には、結局人を言葉で説得できるような何かはないんだな。五嶋の妻のほうが、よっぽど説得力のあることを言っている。そして、五嶋にはそれを否定するだけの何かはない。真尋も五嶋の妻に対して言える言葉があまりにも少なすぎたし。
 誰にも祝福されず孤立していきそのまま破綻する方向に向かうのか、それとも周りからの波風が二人の間に亀裂を入れていく方向に行くのか、どういう話になるのか今のところは読めないなー。

スウィートシーズン 第7回 ★★★★
 ついに真尋の不倫が家族みんなにばれてしまった。大喧嘩の末、真尋は家を出ていく。一方、五嶋と妻の話もまとまらない。五嶋の妻は、五嶋と真尋を別れさせるために、さまざまな嫌がらせをはじめる……。

 自分勝手であること自体は、非難する気にはなれない。自己中心的で自分勝手であることは、人として自然なことだとすら思っている。ただし、自分勝手な行動をする人間は、他の人が自分勝手であることも許容するべきだろうと思う。
 そういう意味で、自分勝手でありながら、人に対しては自分の意志を押しつけようとする真尋のキャラクターはかなり嫌いだ。あと、やっぱり五嶋にはまったく説得力を感じない。単に古女房がいやになって、若くて新鮮な女に走ったとしかみえない。
 この二人には、ラルク・アン・シェルの「Round and Round」を捧げよう。大人子供(ガキ)が、自分たちだけの論理が通じる世界を作って、その中で楽しんでる。そんな感じ。それ以上の何かは感じない。
 ドラマとしてはいいできなんだけど、主役のキャラクターが嫌いなんで、見てていらいらしてくる。
 それにしても、次からはギャグドラマになるのか? なんじゃ、あの予告の展開は?

スウィートシーズン 第8回 ★★★
 五嶋の妻の嘘によって、五嶋はいったん家に戻ることになる。独り残された真尋は体調を崩し、心配して見に来た母の手で家に連れ帰られる。真尋のことを許さない父。浮気した夫を浮気相手に渡すために別れた祖母。浮気した夫との仲は時間が解決してくれると信じて別れなかった母。そして、山ほどの矛盾を抱え込みながら、その矛盾を解決するすべを持たない真尋。そんなぐちゃぐちゃに混乱した状況も、何とか収束する方向へと向かいつつあったのだが、そこに真尋の父の昔の浮気相手の子供が現れる……。

 はあ、異母兄弟の登場ですか。なんかこのドラマは、浮気に関するありとあらゆる切り口を見せようとしすぎて、混乱を招いていないだろうか。真尋、五嶋、五嶋の妻、真尋の父、真尋の母、真尋の祖母、真尋の妹、真尋の異母弟、真尋の元彼氏。このあたりまでが浮気に関して、それぞれ別々の立場に立つ当事者たちだもんなー。これだけたくさんの別の立場にいる人間を、一つのストーリーで同時に描くのはかなり無理がある気が……。

スウィートシーズン 第9回 ★★★
 真尋の父の子供だと名乗る男が現れた。子供ができたことはないという父だが、以来たびたび家の周囲で見かける彼の姿に、母や真尋は彼の言うことが本当なのではと考えはじめる。一方、五嶋の妻と親しくなった真尋の元彼氏は、五嶋のことを殴ってしまう。殴られた五嶋は倒れてきた棚の下敷きになって、頭部を強打。真尋のことも含めた、最近数ヶ月程度の記憶を失ってしまう……。

 記憶喪失ね〜。ドラマとはいえあまりのお話。しかも都合よく真尋のことだけ忘れてくれるわけね。まあ、最後まで記憶を取り戻さないまま終わるとは思えないけど。
 それにしても、もはや関係者の突発的な感情の動きには、予測など全然つきませんねー。おかーちゃん、いったいどうしちゃったの!ってところで、実はビデオが終わっていた。3倍×120分テープをフルに使い切って途中で切れちゃったんよ。まあ、後数分間くらいしか残っていなかったと思うんだけど。
 今回はあらすじを書きにくい錯綜した展開だったなー。メインは真尋と五嶋の話かと思っていたら、やたらと20年前に話を戻そうとされちゃうし。

スウィートシーズン 第10回 ★★★
 20年前に別れた不倫相手に会いに行こうとする父。会いに行くのならばわたしと別れてからにしてくれと言う母。父の決意は変わらず、母は家を出て行ってしまう。一方、記憶を失った五嶋は無事退院することとなった。ことあるごとに真尋との記憶の断片を思い出すが、すべてを思い出すには至らない。五嶋の妻は、個人的な知り合いでもある五嶋の会社の上司にすべてを打ち明け、五嶋を異動させることでさらに真尋との間を引き離そうとする……。

 なんか深く考えて作っているのか、何となく作っているのかよくわからなくなってきたなー。その場しのぎにしてはよくできているし、かといってちゃんと全部考えているにしては思いつきのような展開が目立つ。
 ひとまず最終回ではこのドラマなりのハッピーエンドを提示するんだろうけど、それはどういう形でのハッピーエンドなのかはとても興味深いねー。五嶋と真尋がくっついて、ほかの人のことについては思考停止して終わったりしたら、結局なにも考えてなかったんだねって感じだけど。それ以上の何かを期待しよう。

スウィートシーズン 最終回 ★★★★
 すべてを思い出した五嶋は真尋の元へと向かうが、そこで真尋と中鉢の会話を聞き、記憶が戻らなかったことにしてそのまま家へと戻ってしまう。五嶋との部屋を引き払い実家に戻った真尋は、母の書いた離婚届けを見つける。お互いにすべてを失いつつある中、ようやく父と真尋は和解した。そして父の会社が倒産する。ようやく本音で話すことができた両親。そして家族は再生への道を歩みだした……。

 おせーよ、真尋。すべてが終わらないと気づけないのかよ。とか思っちゃうのは、エゴグラムの

対人関係
 貴方の性格的な弊害は、周囲の人々に対して、余りにも多くの期待を求め過ぎる事だと思います。
ってところからやって来るんだろうなー。でも、終わってしまうまで父親の気持ちが分からなかったってのは、あまりにもあまりな感じだぞ。
 あと、五嶋がなぜに今さら忘れた振りであきらめることにしたのか、ストーリーからは読みとれなかったなー。真尋と中鉢の会話には、特にそのキーとなるほどの何かを感じなかったし。まあ、このドラマは基本的に、実際にあり得そうな矛盾をはらんだ人間関係を描くって感じだったから、論理的な説得力のない展開もありなんだろうけど。
 それにしても、スウィートシーズンでの最後のシーンは笑わせてもらいました。最終回を書き直したってのは、ああいう解決にするかどうか迷ったってことなのかな。空港でのキスシーンと真尋に五嶋の妻が会いに来るシーン、スウィートシーズンの再会のシーン、そしてラストシーンさえ差し替えれば、真尋は五嶋と別れて新しい道を歩き出して終劇って展開もあり得たと思うんだけど。
 ところで、あのオープニングとかの映像はフィルムっぽいんじゃなくて、ホームビデオっぽい映像だったのかな。今更ながらに、そんな気がしてきた。
1998年1月1日
DAYS
DAYS
放映:フジ系 月 後9
出演:長瀬智也・中谷美紀・菅野美穂・金子賢・小橋賢児・MIKI・吉野妙香・室田日出男・橋爪功ほか

 月9のわりにはいまいちぱっとしない感じがする。個人的に長瀬智也ってあんまりいいと思えないし、中谷美紀も個人的には好きだけどあんまり一般受けはしないような気が。ストーリー的にはありがちな若者の成長&恋愛ドラマなんだろうな。期待はせずに、一応観ておこう。

DAYS 第1回 ★★★
 田舎から上京し、東京で生きていく若者たち。今時の青春ってやつですか。
 軽いやつとまじめなやつ、いいやつと悪いやつなど、人間を単純にパターン化した見せ方って個人的にかなり嫌いなんで、そのへんが結構引っかかる。でも全体的にはこのドラマは結構悪くない感じだった。大根が一人くらい混ざると思ってたんだけど、そんなこともないみたいだし。
 ところでやっぱり長瀬くんはストマジ(初代)ですか。

DAYS 第2回 ★★★
 長瀬は社長から菅野から預かったという手紙を渡される。一方、金子は職業別電話帳で彼女たちの勤めるネイルサロンを探し出すが、それは中谷の反感を増すだけの行為だった。しかし、めげない金子は長瀬と小橋を引き連れて、今度はネイルサロンの出口で彼女たちの帰りを待ち伏せる。中谷は帰ってしまうが、菅野と四人で焼き肉にいくことになった……。

 何一つ役名を覚えていないやつ→俺。うーん、このドラマ、つまらないことはないんだけど、どうも面白いと言い切れるほどの何かもないんだよな。狂言回しくんが強引にストーリーを進めていく展開も、なんかすっきりしないし。まあ、これは序盤のうちだけなんだろうけど。ところでどういう心境の変化で、突然の全員そろったパーティーなわけ? カルビ弁当の空き箱だけが伏線なの?

DAYS 第3回 ★★★
 若者が自分で自分の気持ちを消化(昇華)できるようになるまでの話なのか、それとも消化しないまでも折り合いをつける(諦念)ことを覚えるまでの話なのか。ところで、次回倒れるのは菅野美穂?
 それにしても、こういう上京・夢・苦悩って感じの話が、若者のハートをがっちりキャッチしたりするんでしょうか。俺の心がキャッチされないのは、やはり……。

DAYS 第4回 ★★★
 妊娠したと勘違いしたMIKIに付き添って産婦人科に行った長瀬は、金子の代わりにさんざん医者から説教を食らう。その頃小橋の塾にモデルのバイトに行った金子は、塾の講師の人妻に一目惚れしていた。一方、工場では古株の工員へのバッシングが強まり、ついにはほとんどの工員がストライキしてしまい、急な徹夜仕事の中、古株の工員は倒れてしまう……。

 なーんかベタだよな、このドラマのネタって。不快感を覚えるほどじゃないけど、プラスとマイナスで相殺しあって、ぎりぎりプラマイゼロくらいの微妙なネタばっかりだ。ない方がいいとまでは行かないけど、なくてもいいな。
 あと、今までの展開はほぼ予想の範囲内ですんでいるんだけど、これって本当に今後盛り上がってくれるのか? なんか、最後まで予想の範囲を超えないような気がするんだけど。今回の盛り上がるシーンも予想の範囲を超えてはいないぶん、ほかのところのいまいちさをカバーし切れてはいない。

DAYS 第5回 ★★★
 倒れたおっちゃんの付き添いで行った病院のベンチで、少しだけ近づいた長瀬と中谷。菅野はそのことに薄々気づき、疑いはじめていた。一方金子のほうは、小橋の予備校の人妻女教師と接近していき、MIKIも金子のことに気がついてしまった……。

 だるい。できが悪いってほどじゃないけど、この手の話としては特にめずらしい要素が何かはいっているわけじゃあないしな。今更この手の話に面白みもさして感じないし。いつまで経っても(ドラマとして)ありそうなことしか起こんない展開にそろそろ飽きてきた。

DAYS 第6回 ★★★
 人妻と一緒に帰ってきたところをMIKIに目撃された金子だが、何とかMIKIを丸め込むことに成功する。一方、残された長瀬と中谷は言い争いになり、思わず病院でのことを口にしてしまう。それを聞いていた菅野はショックを受ける。そんな菅野に言い訳するかのように、中谷は小橋に接近していく……。

 あー、ほんとに飽きてきたな。つまんなくてどうしようもないってほどでもないんだけど、だるい。どこかで見たことがあるような話しかねーんだもん。登場するキャラクターにも魅力がないし。
 ただ、次回は結構派手にストーリーが展開するらしい。

DAYS 第7回 ★★★
 長瀬と菅野がキスしているところを、長瀬を訪ねてきた中谷が目撃。長瀬は一人で恋愛から超越した言動をし続ける。一方、お金持ちの画廊の婦人に捨てられた金子は、工場に戻るが嫌みなおやじと喧嘩し、そのまま工場を辞めて部屋も出て行ってしまう。残されたMIKIは食事もとらずに金子からの連絡を待ち続け、そして……。

 前回見逃したかと思っていたら、オリンピックで休みだったんだね。まったく一ヶ月テレビ番組表ってば、イベント近辺は嘘ばっかしだからなー。
 で、長瀬のキャラクターはいったいどういうキャラクターのつもりなんだろう? 子供って意味じゃないよなー。恋愛不感症? 女嫌い? あまりにも普通のキャラクターっぽいわりには、行動がみょーだよな。
 金子のキャラクターもなー。まだああいうのって世の中に訴える力があるんだろうか。東京で長いこと暮らして、そのへんの感覚が鈍っちゃったかなー。東京には東京の利点はあるけど、あそこまで巨大な妄想を抱くほどの何かはないと思うんだけど。
 多分このあたりがこのドラマの大やまだとおもうんだけど、それでこの程度かよって感じだなー。あんまり俺の中では盛り上がらなかったぞ。

DAYS 第8回 ★★★
 なんとか命を取り留めたMIKI。長瀬は金子が働きはじめたホストクラブに行き、彼を殴るとその事実を告げた。一方MIKIの代わりにコスプレパブ(?)に行った中谷と菅野。中谷はMIKIの苦労を実感しそのことを口にするが、それを聞いたMIKIは逆に自分の甘さを実感する……。

 相変わらずない方がいいような小ネタが目立つなー。
 で、大ネタを通り過ぎてしまった今、すでにこのドラマにはこれから先面白くなる可能性が、少しも残っていないように感じるんですが。それに、どうやらこの主人公たちとわたしは完全にちがう人種らしいんで、彼らの言動にまったく共感を覚えることもないし。というわけで、わたしはもういいや。ここまできたから惰性でみるだけはみるかも知れないけど。
 それにしても、さすがに二度生き返ったらバカだから、今度は殺すんだろうなー。

DAYS 第9回 ★★★
 みんなに見送られて受験にいった舎弟くん。試験も終わり長瀬くんに借りたバイクを返しに向かう途中、バイクで事故って資材置き場につっこんで、倒れてきた資材で頭を強く打って死んでしまいましたとさ。

 はい、見事にやる気のないあらすじです。もうどうでもいいんだけど、死んだかどうかだけは確認しておきたかったんでね。

DAYS 最終回 ★★★
 結局最後まで見ちゃったな。最終回になって、みんないい人になったりばたばたと新たな旅立ちを迎えたりしたその理由として、ストーリー上の必然性よりは“なぜなら最終回だから”という単純な理由のほうを強く感じたりするけど、こういう特にストーリーのないドラマってのは、結局そういう作り方をするしかないんだろうなー。最終回から逆算してイベントをおいていったって感じ。となると、ラスボスが舎弟の死か。なんて見方をすると、感情移入もへったくれもなくなっちゃいます。それにしても、弱い結論だったなー。
1998年1月1日
愛しすぎなくてよかった
愛しすぎなくてよかった
放映:テレビ朝日系 木 後9
出演:東山紀之・りょう・黒木瞳・布施博・寺島しのぶほか

 なんとなく野暮ったい感じのタイトルや出演者がテレビ朝日っぽい。なんか第一印象はかなり低め。一応第一回は観るけど……って感じ。

愛しすぎなくてよかった 第1回 ★★★
 高級ブティックで働くことを夢見ていたが、現実は安売りブティックの店長のまま26歳になってしまった女性(りょう)。結局田舎に帰ることを決意し、最後の想い出づくりに独身者向けパーティーに出席しようと会場前まで行くが引き返してしまう。しかし、そこで偶然会った男(東山紀之)に誘われ、遊び人という噂の彼とつきあい始めることになる……。

 あ、あのー、盛岡っていうとやっぱりあれなんですか。確かにバンカラ野郎がまだ生息している全国的にめずらしい地方ではあるんだけど、わざわざあれを出しますか。まあ、実際にああいうのが町なかに存在しているのは事実なんだけどね。
 えっと、で、このドラマは一人の女性が遊び人にだまされていく過程を描くのが目的なんでしょうか。まあ、本人はだまされているのではなく、遊び人の男を真人間にさせるために努力しているのだと、劇中言っているんですけど、その差は実質ないでしょう。で、その状況を周囲のセリフと自分の回想的モノローグで語っていくって趣向なんですね。
 まあ思ったよりはつまらなくなさそうなんだけど、結論はみえているからなー。とかいってて、最後に男が真人間に戻ったら、それはそれで笑えるよな。奇をてらいすぎて、ただの馬鹿になってしまう。まあ、第1回を見る限りはストーリーも脚本も質は悪くなさそうだから、そんなことはないだろうけど。
 次はたぶん見るけど、その後も見るかどうかはかなり未定。

愛しすぎなくてよかった 第2回 ★★
 やっぱ、りょうがミスキャストなんだろうな、このドラマ。絵的な説得力がなさすぎる。
 だまされていることを知りながらも、いいほういいほうへと考えてしまう女性の心理。そして、その女性心理をうまく操作する遊び人。テーマとしては結構面白そうだけど、ドラマとして見る気力はそろそろなくなってきました。本ででてるのかな? でてるのなら、そっちをぱらっと立ち読みしよう。
1998年1月1日
サービス
サービス
放映:日本テレビ系 水 後10
出演:松本明子・寺脇康文・うじきつよし・高樹澪・原田龍二ほか

 なんとなく、心療内科医・涼子の雰囲気をもったギフトみたいになるんじゃないかという印象がある。根拠はないけど。脚本が良さそうならば観るけど、じゃなきゃ早めに切る。

サービス 第1回 ★★★
 2年前婚約者を雪山で亡くして以来、出張掃除サービスで働いている世話好きな女性、千春(松本明子)。亡くなった婚約者のことを引きずり続けていることが、周囲の人々を傷つけていることを先輩に指摘されてしまい、彼女は想い出を封印することを決意する。そして、婚約者の墓参りで出会った婚約者にうり二つの男と偶然から接近していく……。

 なんか、不思議少女入ってますなー。「音無可憐」もそうだし、最近ああいうのを流行らせようという動きでもあるんでしょうか? 俺はあの手のを見るたびに、背筋になにやらが走り抜ける感触を味わわなければならないため、ちょっとパスしたい気分なのですが。まあ、よくできているんだったら別にいいんすけどね。あの手のでよくできているのなんて、滅多に見かけないもんで。
 雰囲気は悪くない感じなんだけど、なーんか時々引っかかるところがある。ドラマとして必然的な偶然とそうでないものの差って、実際にあるのかないのかはよくわからないけど、見ててそーいうのを感じる時って結構あるんだよなー。最後のシーンなんかは前者かなって思えるんだけど、それ以外はほとんどが後者のように感じてしまった。まあ、今後の展開は結構気になるんで、まだ続けてみるけど。
 なんにしろ、ぽぽんたぽぽんたふー度は高いよな……。

サービス 第2回 ★★
 これは、今回でパス。これから先どうなっていくのかほぼ予想がつくし、それを見ていて楽しいと思えないだろうから。
 べたべたのヒューマンドラマ。冷たくみえる人物の陰には想い出を捨て去ることでごまかそうとしている弱さが隠されていたり、わがままな少女の中には母親との思い出を大切にする心があったりして、主人公がお節介なほどの親切でそれを解きほぐしていくってやつなんでしょう。んで、そんなけなげな主人公を巡って周囲の男たちがいろいろ葛藤すると。
1998年1月1日
太陽がいっぱい
太陽がいっぱい
放映:フジ系 火 午後10
出演:中村雅俊・牧瀬里穂・細川茂樹・高田万由子・モト冬樹・ふかわりょう・中村嘉葎雄ほか

 やたらとCMが流れているのを見かけます。ただし、タイトルからも出演者からもいったいどういうドラマなのかのヒントはほとんど与えられません。というわけで、予想なんてものはさっぱりたちません。ただ、この間このドラマで使うビデオ素材のコンバートの仕事をしたので、それがどう使われるのかだけはチェックしておきましょう。

太陽がいっぱい 第1回 ★★
 妻に先立たれて10年経つ独り者の男、上村(中村雅俊)。新年早々友人(モト冬樹)が訪ねてくる。飲み会で足りなかった1000円の代わりに渡した宝くじ3枚が1億5千万の大当たりで、それを取り返しに来たのだ。しかし、結局宝くじは見つからなかった。
 続いて訪ねてきたのは、上村の勤めるおもちゃ会社の社長。すでに引退した会長というのがお人好しで金遣いが荒く、その会社からの借金が億の単位になっているという。そこで重役会は会長にこれ以上好き勝手させないための監視役として、上村を抜擢したのだ。
 一方、売れっ子エッセイストとして有名な会長の娘(牧瀬里穂)。しかし、その実際は借金を抱え、仕事にも行き詰まりを感じていた。そんな彼女が偶然上村の落とした財布を拾う。そして、その中に入っていた1億5千万円当たっている宝くじに気がついた……。

 お人好しで幸運な主人公とその周囲の一癖ある連中たちが巻き起こすどたばたコメディって感じですな。相変わらずの中村雅俊に、特に新味を感じないいやな女役の牧瀬里穂。脇を固める連中からもとくにいい印象は受けなかった。特に嫌いになるほどのインパクトはないけど、続けて見たいとも思わない。かなり強引というか適当なストーリー展開が予想される。

太陽がいっぱい 第2回 ★★★
 大邸宅に住む時代錯誤なおかしな人々の中に放り込まれた、ごくふつうのおじさんの悲喜劇。キーワードは宝くじ・性格ブス・子供・占い・応援。
 ストーリーはまあまあだと思うんだけど、小ネタのできがよくない。おかまとふかわりょうは無意味。いないほうがましだ。占いおばさんだけで十分ベタなネタ要素は有り余っているんだから。
 牧瀬里穂って「つぐみ」だけだったのかな。あの映画はかなり好きだったんだけど、ほかに出ているのを見てもまったく魅力を感じない。昔、稲垣吾郎とやった純愛ドラマもかなりすごかったしな。歌を歌わせてもかなりきつかったし。

太陽がいっぱい 第3回 ★★
 なるほど、新作ゲームのキャラクターアニメーションって設定だったのね。というわけで、もう見る価値はなくなった。こんかいでさよーなら。
1998年1月1日
おそるべしっっ!!! 音無可憐さん
おそるべしっっ!!! 音無可憐さん
放映:テレビ朝日系 月 後8
出演:榎本加奈子・岡田義徳・小嶺麗菜・希良梨・井沢健ほか

 まあ、第一回は観るだろう。でも、よほどちゃんとできていないと続きは見なそう。出演者の雰囲気から、もろアイドルドラマ系の作りになることは予想がつくし、今更アイドルドラマを観る年齢でもないだろう→俺。ところで、誰か「希良梨」は「きらり」とよんでいいのでしょうか? ギフトの第1回に彼女がでたときからの疑問なのですが。

おそるべしっっ!!! 音無可憐さん 第1回 ★★★
 ふつうの女子高生、音無可憐(榎本加奈子)。あこがれの先輩がうるさい女は嫌いだといっているのを偶然耳にし、先輩のいう理想のタイプ「おとなしくて、いつも笑っていて、メルヘンチックで、物陰から俺のことをそっと見ている」ような女性に変身しまう。メルヘンチックな超ぶりっこ少女と化した可憐は、その格好であこがれの先輩の前に現れた……。

 ごめんなさい。これは私には耐えられません。きついっす。きつすぎます。体中がむずむずします。おもしろいかどうかの判断すらよーつきまへんが、まあいろいろな意味を含めればおもしろいほうではあったのかもしれまへんな。
 わずかに残った判断力で分析すると、予想通りのアイドルドラマでした。榎本加奈子は思ったよりも演技がうまくありません。でも、入り込み度はかなりきています。原作はマンガなんでしょうか? もう話はメチャメチャです。「うふっ」とか「なのだ」とかを今更ながらに流行らせようというのでしょうか。いわゆる不思議少女系でげすな。
 ああ、もうこんなノをみてるト、わたくひも壊けてシまひマふ。ごめンなさイ。こレはもー見ませソ。
 とかいってて、実は癖になってたりして。
1998年1月1日
まかせてダーリン
まかせてダーリン
放映:TBS系 日 後9
出演:陣内孝則・賀来千香子・中村梅雀・東ちづる・磯部勉ほか

 このタイトルと出演者と放映時間が、俺の中でうまくかみ合わない。タイトルからはコミカルなドラマっぽさを感じ、出演者からは2流のとれんでーどらまっぽさを感じ、放映時間からはじじくさい教訓ドラマっぽさを感じる。わけわからん。

まかせてダーリン 第1回 ★★★
 人の良さそうな一家が慣れない東京に引っ越してきて巻き起こすどたばたコメディーって感じかな。面白いんだけど、こういうのをわざわざ続けて見たいとは思わない。たまたま家にいて暇だったら見るかもしれないくらい。どうせ裏番組にろくなのないし。

まかせてダーリン 第2回 ★★★
 人事部からの大阪への出向命令に応じない男がいた。高虎が話を聞くと、妻が病に倒れており今東京を離れるわけにはいかないと言う。しかし、調べたところ男の妻は元気に婦人会で活躍しているという……。

 うん、まあできは悪くない。でもこの手の話はやっぱりあんまり見る気にはなれないや。だいたいのパターンは予想できるし、もしかしたらいくつか目新しいパターンの話があるかもしれないけど、この手の話のパターンを増やすことにもあまり魅力を感じない。ビデオに撮ることはないだろうから、たまたま家にいたら見るかもって感じだね、やっぱり。
1998年1月1日
略奪愛・アブない女
略奪愛・アブない女
放映:TBS系 金 後9
出演:赤井英和・稲森いずみ・袴田吉彦・鈴木紗理菜・小林稔侍ほか

 タイトルから察するに、もしかしてなぜに今更な女ストーカー系ドラマなんでしょうか? だとすると、わざわざ今やるからには、その新しい料理法を考えついたってことなんでしょうね? じゃなきゃ、すぐ切るぞ。

略奪愛 アブない女 第1回 ★
 言い争いを見ると気が遠くなってしまう女、すず(鈴木紗理菜)。同窓会に出かける姉(稲森いずみ)を見送り、姉の代わりに義兄(赤井英和)の世話を焼くことを楽しみにしていたすずだが、早々に姉が帰ってきてしまい仲の良い夫婦ぶりを見せつけられてしまう。姉夫婦の家からの帰り道、駅まで送ってくれた義兄にすずは「愛しています」と言ってしまう……。

 つきまとわれる義理の兄貴が精神科医ってところが、ちょっと変わってるかな。つきまとわれる対象が相手を分析するんだろうか? それもなんか間抜けだと思うけど。
 まあ、出生の秘密が暴かれてどかんと爆発するのが山場になるんだろうなー。あまりにもべたべたな設定&ストーリーに、ついていくのにかなりの気力が必要。赤井英和も鈴木紗理菜も演技がへたくそだし。あの二人だけが画面に残ると、学芸会になってしまう。
 あと、いくらHOWEVERがいい曲だからって、頻繁に使いすぎだよ。この前の「ガラスの仮面」を思い出した。あれも、むやみやたらと「こーのこえがきこえーるかい」ってやってたもんな。とかぶーぶーいいつつ見てたら、なーんだ大映テレビだったのね。納得。

略奪愛・アブない女 第2回 ★
 しまった。見る気はなかったのに、予想外にビデオに予約してあったらしい。しょーがないからもう一度見てしまった。やっぱすごいなー。もう完璧。文句無し。ありとあらゆる部分に「バカ」って刻印されている。いったいどこをどう間違ったら、こういうものが作り出されてくるんだろう。これって、逆狙いじゃなくて、本気でこういうのを作ってるんだよなー。
1998年1月1日
聖者の行進
聖者の行進
放映:TBS系 金 後10
出演:いしだ壱成・酒井法子・広末涼子・安藤政信・段田安則・雛形あきこ・松本恵ほか

 ぱっと見アイドルドラマかなっと思いつつ、よく見るとただのアイドルドラマにしては結構芸達者な人間をそろえているようにも思える(雛形あきこを除く)。というわけで、アイドルドラマの殻をかぶったちゃんとしたドラマになる可能性を感じる。

※はなぢ氏から教えてもらった、このドラマのもとネタになったと思われる事件のホームページ。結構すごい話だ。
聖者の行進 第1回 ★★★★★
 三匹の子豚のうーにあこがれる知恵遅れの少年(いしだ壱成)。市長の娘で素行不良の赤い髪の少女(広末涼子)と彼女を心配する若い女教師(酒井法子)。少年は知恵遅れの少年たちを集めた工場で働くことになり、そのそばの河原で偶然少女の落としたPHSを拾う……。

 ははははは。雛形あきこ、ナーイスキャスティング。やつの演技力だけ不安だったんだけど、ナチュラルに似合ってるな。
 で、これは今のところ今クール一押しだ。知恵遅れの少年と不良少女の心の交流ってやつになっていくんだろう。「知恵遅れ&不良=純粋な心の持ち主」って図式は、古くさいってば古くさい(昔の少女マンガみたい)んだけど、この手のステロタイプな設定は嫌いじゃない。全員結構いい感じだし。
 ちょっとだけ、昔大沢たかおがでていたドラマを思い出すな。

聖者の行進 第2回 ★★★★★
 アリスにPHSを返す約束をしたとわ。雨の中約束の場所で結局一晩中待ち続けていたとわだが、結局アリスは現れなかった。そのころ、アリスは継母と言い争い、階段から足を滑らせた継母を病院に付き添っていっていたのだ。そのことで父親と喧嘩するアリス。死を決意したアリスは、薬でもうろうとした意識のままとわに最後の電話をかける……。

 それにしても、このドラマ二連ちゃん「略奪愛」−「聖者の行進」の落差はなんなんだろう。こっちに力を入れすぎたってことか?
 そういえば、どこかで今後の展開が書いてあるのを見かけてしまった。最終的には知恵遅れの子供たちを助けている振りをして虐待している工場側を、酒井法子たちが訴えて法廷で争うって話になっちゃうらしい。今でも十分濃いのに、さらにこゆーい話になっていくわけね。
 ということはエンディング間際に、世の中にそのことを訴えるために、聖者(とわ達)が行進するシーンがくるってことかな。

聖者の行進 第3回 ★★★★★
 永遠に命を助けられたことを知ったありすは、髪を黒に戻し普通に学校に来るようになると、永遠の正体を知らないままに知的障害者たちの音楽教室に遊びに来る。そして、永遠の正体を知らないままにPHSでデートの約束をした。一方、工場長は知的障害者助成金の期限が切れる子供たちを、追い出そうと画策していた……。

 いやー、もうやまほど話がありすぎ。まず実際にありそうなところから始まって、それから個々人の選択(ドラマ)の話になっていく展開も押しつけがましくなくていいね。こりゃ単純にこれからどうなるのかが楽しみだわ。

聖者の行進 第4回 ★★★★
 永遠の正体を知ったありすと気まずい思いをして別れた永遠は、いつも笑って過ごすことですべてを流してしまおうとしていた。「ぼくわパカだから、いつもわらつていても、おかしくないでしょ」。一方、工場の仲間の一人が学校に行くたびに女生徒たちの下着を盗み出していた。それを返しに行くのを手伝った永遠は、水泳部の部室でありすと偶然出会った。そして、ようやく面と向かってちゃんと話すことができたが、そのまま下着泥棒の仲間として生徒たちにつかまってしまう……。

 友情ならば育つかもしれないけど、愛情となるとどうなんだろう。映画のシャインだと、音楽の才能+母性愛で暮らしはじめた女とは結局失敗し、年の功から母性愛を越えた愛情で受け止めることができた女とようやくうまくいったって感じだったけど。だいたい感情以前に物質的な条件が厳しいだろうからな。感情だけで何とかなるって幻想は持つべきじゃないと思うし。

聖者の行進 第5回 ★★★★★
 廉は知的障害ではないのではないかという疑惑が出てきた。知能テストを行ったところ小学生以下という結果が出たが、桃子の結婚話に感情が激した廉は、大学レベルの問題の正解を書き残して走り去る。一方、所長が妙子を襲っているところを目撃した永遠は、彼女を連れて工場長のところに行く。しかし、工場長にそのことをとがめられた所長は、工場長に息子のためにしている借金を思い出させ、工場長も仲間に引きずり込もうとする……。

 なんかもうずるずるのどろどろ。この状況からの打開策はあるのでしょうか? 桃子と同僚が味方になったとしても、工場長の立場は弱いし、廉も証言の信頼性が低く見られそうだし、市長もどちらかというと敵だし。アンハッピーエンドにすることはないだろうけど、ハッピーエンドへの道筋がみえない。

聖者の行進 第6回 ★★★★★
 永遠をかばって角材で殴られた鈴。工場側の人間はすべて事故ということで口裏を合わせていた。一方、鈴の見舞いにいって婚約者との約束をすっぽかした桃子は、婚約者との中が気まずくなる。そんな桃子のアパートの前に永遠は鈴が殴られた証拠の角材をそっと置くと、ありすに会いに新潟へと旅だった……。

 いろいろとあったけど結局それらの件はすべてリセットされたかと思ったら、さらにすごいことになりそうなラストシーンとともに、新展開のキーキャラクターが登場。ところで、特別出演っていうのは大物なんだけどギャラが友達価格で通常より安いって意味だとわたしは解釈しているんですが、それであってるんでしょうかね?
 で、予告編のラストの話はいったい誰のこと? やっぱり永遠? だとすると、電車からはよけられて大事には至らなかったけど、念のため病院に精密検査にいったら何やら見つかって……って展開なのかな?

聖者の行進 第7回 ★★★★★
 電車にひかれそうになった永遠を助け、逆に自分が大けがをしたありす。しばらくして意識を回復したありすだが、永遠は彼女に会えないままに両親から病院を追い出されてしまう。一方、鈴は退院し工場に戻ることができた。だがそれをきっかけに、証拠の角材をもものところへと持っていった犯人探しが始まる。長い拷問を受けた結果、見かねた廉は自分が犯人だと名乗り出た。そして、その頃容態が急変したありすは、永遠の目の前でこの世を去っていった。ももに永遠を助けてという言葉を残して……。 

 いやー、何とかみれてよかった。ここからはもうラストに向かって突っ走るだけなんだろうね。物証がないかと思っていたんだけど、怪我の後を診断してもらえばそれで十分な気もするし。弁護士もついてるし。
 それにしても、廉はほんとにメチャメチャ頭がいいんだね。どこでそんな本を読んでいる暇があったんだろう。自力で身につけたんだったら、天才だよなー。

聖者の行進 第8回 ★★★★
 永遠の傷を見てしまったももと老弁護士。しかし、老弁護士は工場所長が地元の名士であることを理由に、関わりになるのを避けようとする。しかたなく、ももは独りで医者の診断書を携え、所長の元へと乗り込んだ。ついに本性を現す所長。ももは診断書を警察に持っていったが、警察はそれだけでは相手にしてくれなかった。しかたなくももは、子供たちの親を訪ねて一緒に運動する人を捜す。その頃永遠を中心とした子供たちは、ストライキを始めていた……。

 うーん、ここまできて話が進んでいるような進んでいないような。というか、話がなんか逸れて行っているような。なんで廉がああいう決断をしたんだろーな。これで完璧なハッピーエンドはあり得なくなってしまった。
 次回は妊娠が発覚するのはまあわかるとして、「悪い夢でも見ているようです」ってのはどういうことだ?

聖者の行進 第9回 ★★★★
 社長にそそのかされ、三郎を殺してしまった廉。三郎がいなくなったという社長の言葉と、各人の親の出迎えによって、永遠を中心としたストライキもあっさりと終わってしまう。子供たちの両親を味方に付けた社長たちによって、永遠は工場から追い出され家に帰されるが、家では以前のように邪魔者扱いをされてしまう。一方妊娠が発覚した妙子は、行くところがなくなりももの家で暮らしはじめる。子供が産まれれば、DNA鑑定によってその父親がわかるのだが……。

 おいおい、ここまできてまだこの状態かよ。
 次回から裁判が始まるってことは、裁判ものの定番として次回は一瞬優勢になるかと思いきや、思いっきり状況をひっくり返されてどん底の状態で終わり、最終回でそれをさらにひっくり返して終わりって展開かな。

聖者の行進 第10回 ★★★★
 社長の命令で妙子のおなかの子供を殺そうとした廉。永遠の説得も通じず、廉に追いつめられた妙子は階段から転がり落ちるが、おなかの子供は何とか無事だった。それをきっかけに妙子の母は竹上を訴えることを了承する。しかし、裁判は竹上に有利な状況のまま進んでいく……。

 うーん、やっぱり廉が自爆して竹上を道連れにするしかないかなー。ラストはオープニングやエンディングのタイトルバックのようになるんだと思ってたんだけど、もう絶対にならないよなー。ありすもいないし。
 と思ってたら、次回予告を見る限りは裁判には負けるのか? で、廉が竹上を殺して工場を燃やして終わり? いくらなんでもそれはないぜと思うけど、予告を見る限りはそうみえちゃうなー。

聖者の行進 最終回 ★★★★
 廉の告白を受け工場の空き地を掘ったももは、告白通りの場所に三郎の死体を発見した。廉に自主をすすめるももだが、廉は自首するといいながらも結局ももの前から姿を消してしまう。一方裁判では、必死の思いで永遠が証言をしていた。検察側からの質問にはうまく答えられた永遠だが、弁護士の策略によってその証言をすべて嘘だとされてしまう。結局竹上に下された判決は、無罪。しかし、工場に戻った竹上のもとから、妻と子供は去っていってしまう。そして、一人残された竹上を、廉は三郎を殺したのと同じ刃物を手に襲った……。

 うまくハッピーエンドに終わらせてはいる。最後のどんでん返しも、わたしの許容範囲内だったし、後味はさほど悪くない。問題提起ドラマとしては、とてもよくできていたと思う。
 ただ、作者の言いたかったことは何?ってのがいまいちよくわからない。悪妻とバカ息子にすべての罪を押しつけたその意味は? あれじゃあ人の弱さが悪かったっていう一般論的な結論じゃなくて、本当に悪かった人間は別にいるといっているようにみえたよなー。もしかして取材した結果がそうだったのか?とか思っちゃうんだけど。
1998年1月1日
きらきらひかる
きらきらひかる
放映:フジ系 火 後9
出演:深津絵里・柳葉敏郎・松雪泰子・東幹久・小林聡美・鈴木京香ほか

 このタイトルからは、薬師丸ひろ子がでていた映画とミスターマガジンかなんかで連載されているマンガの二つが思い当たるのですが、前者ってことはなさそう(たしか、ホモにくっつくおこげの話だったはず)なので、後者(検死官の話)なんでしょうか? それともまったく別物? 何にしろ、このドラマも出演者&タイトルからは結構良さげな印象を受けます。期待しておきましょう。

きらきらひかる 第1回 ★★★★★
 新米監察医のひかる(深津絵里)。研修中の最初の遺体は、長期間池の底に沈められていた若い女性。唯一の遺留品である星形のピアスから、担当の女性刑事(松雪泰子)は1年ほど前失踪した女性のことを思い出すが、司法解剖の結果は死後3年以上経過していることになっていた……。

 やっぱり、ミスターマガジン連載のマンガのほうだった。俺はあのマンガをちゃんと見ていないからいまいちはっきりしないけど、設定はずいぶんとテレビドラマ的に変えてある気がする。でも悪い感じはしない。結構わらわら主要登場人物が多いけど、みんなそれなりにキャラクターが立っているし。
 ストーリー系の一押しが「聖者の行進」だとすると、一話完結系の一押しがこのドラマかな。原作を何回かみた経験から、ネタ的にも粒がそろっていた記憶があるし。
 ちくしょー、お茶とたこ焼きが怖いぜ。でも、コンビニのはいや。相変わらずミスチルは何をいってるのかわからない。

きらきらひかる 第2回 ★★★★★
 地下鉄にひかれた轢死体。それは静岡から夜逃げしてきたばかりの、ひかるの古くからの知り合いだった。自殺の可能性が強かったが、目撃証言は自殺と他殺の二つに割れていた。しかし残された妻は絶対に自殺ではないと断言する。しかし、彼には入ったばかりの生命保険があり、自殺ではその保険金は支払われない……。

 こりゃあ、予想外の落ちだったなー。やっぱ、このドラマはネタが深そう。
 最初と最後の食事シーンで、各登場人物のキャラクター設定を深めるっていう様式的な作り方も、結構面白い。

きらきらひかる 第3回 ★★★★
 大雨が降った翌日、ホームレスの女性と近所の子供が川から溺死体としてあがった。子供の母親は、ホームレスの女性が子供を川遊びに誘ったせいで子供が死んだといい、警察も母親の主張を認めた。しかし、ひかるはホームレスの女性が危険な遊びに子供を誘ったとは思えなかった……。

 今回はあんまりネタ的には面白みがなかったね。いい話ではあったけど。
 ところで、ちょうど今週放送するドラマあたりで、やたらと雪の降る映像が出ているね。撮影時期がそのあたりだったのか。

きらきらひかる 第4回 ★★★★
 20年前に起こった婦女暴行事件。被害者はそのまま投身自殺をしてしまった。容疑者はすぐにつかまり裁判を受けたが、残された血液の鑑定がその当時では十分に行えず、結局証拠不十分で容疑者は無罪となった。しかし、今ならばDNA鑑定で容疑者と残された血液との同定ができる。
 暴行事件が起こった地区の当時の交番巡査であったという老警官は、定年前にその事件の真相を知りたいと非公式に鑑定を依頼してきた。DNA鑑定の結果、無罪となった容疑者が真犯人であったことが判明し、そして数日後、20年前の容疑者の男が扼殺死体で発見された……。

 最近検屍官ケイシリーズを読んでいても思うんだけど、検屍って死ぬほどネタがあるんだな。一つの話に複数のネタを使うのなんて当たり前っぽいもんな。
 でも、前回同様今回もネタ的には大したことがなかった。こういう設定の話だと、ネタのほうをメインにしたくなるところなのに、それを小道具程度に使ってストーリーをメインにしている。

きらきらひかる 第5回 ★★★★
 一週間の短期実習生(加勢大周)がやってくる。ひかると一緒に若い女性の首吊りの現場に行った彼は、実はその女性を自殺に見せかけて殺した犯人だった。自殺ということで事件が終わろうとしている中、ひかるはいくつかの点からそれが自殺に擬装した殺人ではないかという疑問を抱く。しかし、殺人事件として捜査をするほどの証拠はなかった。ひかるは独力で殺人の証拠を見つけだそうとするが、そのそばには犯人の実習生がいた……。

 刑事コロンボのような出だし。このドラマは、いろんなパターンがあって一筋縄では行かないなー。まだ気が早いけど、パート2とかも作って欲しいものだ。踊る大捜査線とか危ない刑事とかみたいに、映画化までは行かないかもしれないけど。

きらきらひかる 第6回 ★★★★
 パパラッチまがいの仕事をしている男。ひかるの友達の妹とつきあっていたのだが、喧嘩別れしてしまう。その3時間後男は死んだ。かつぎ込まれた病院の新米医師は急性心不全と診断した。死ぬ直前に男は喧嘩した恋人宛の手紙を出していた。その手紙の文字は最後になって急に乱れている。ひかるたちはその文字から、男が神経毒に犯されていた可能性を導き出した。急遽不審死として解剖しようとしたが間に合わず、すでに遺体は焼かれて骨になっていた……。

 監察医と検屍官のちがいをわざわざ説明してくれてありがとう。他殺死体を解剖する警察の人が検屍官で、変死体を解剖して死因を特定するのが監察医なわけね。
 で、なんかすっきりしたようなしないような、の終わりかた。メインの話は良かったんだけど、暴力団とかそのへんの話がなんかいまいち。でも、最後のシーンでそのへんは全部ちゃらって感じかな。

きらきらひかる 第7回 ★★★★
 転倒による不審死体。浮気相手と一緒にいた妻を前に、酔って逆上した旦那が暴れたという。浮気相手の男性は、暴れる旦那から自分の身を守ろうとイスを盾にする。酔っていた旦那は足下がふらつき、浮気相手の持つイスに自ら頭を強くぶつけた。そして、その勢いで後ろ向きに倒れたところ、そこにあったイスに後頭部をぶつけ、そのまま脳挫傷で死亡したという。
 働かずに酒を飲んで暴力を振るっていた旦那。別れたくても別れてもらえないまま嫌がらせを受けていた妻とその不倫相手。残った二人に同情したひかるは、彼らの証言通り正当防衛であったことを証明しようとするが……。

 しまった。これってめずらしく原作のほうで読んだことのある話だったよ。でも、じぇんじぇん人物設定が違うなー。ってことは、今までの話もこれくらい完全に違う話にしてしまっているのか?
 ちなみに原作のほうだと、男女男じゃなく女男女の三角関係だった。しかも死んだ女ってのはフィリピン人(だったかな? 東南アジア系のどこかだったと思う)で、男が海外旅行先で遊んだときに結婚の約束をしたのを信じて日本にやってくる。しかし、男はもちろんそんなのは本気ではなかった。で、ああいう状況になって……って感じの話だったはず。しかも、原作の場合は殺された女性と男との間に生まれた子供が出てきたりして、最後にはその子供に希望を託して終わっていた。原作のほうが深い話だったな。そのままだと、ドラマにはしにくい話だろうけど。
 ちなみに男の場合は、浮気した相手の男よりも、浮気した当人のほうに憎しみを感じるんじゃないのかな? 相手が知り合いならば話は違いそうだし、女の場合もそうだけど、どれだけ一般論化できるのかは知らないが。

きらきらひかる 第7回 ★★★
 大蔵省のお偉いさんの家で、見知らぬ男の死体が見つかった。男の死因は転落による頭部の打撲だった。状況から空き巣に入ろうとして、誤って二階から転落したものと考えられた。しかし、転落による打撲では普通ひじに大きな傷を負うものなのに、男のひじには傷一つない。そのことから男は何かを両腕で抱えながら転落したと思われた……。

 しまった、これも原作を読んだことのある話だった。というわけで、最初からオチを知っていたから、ただなんとなく見ていただけになってしまった。

きらきらひかる 第8回 ★★★
 杉ゆり子の妹冴子のものと思われていた歯を、もう一度鑑定し直そうとひかるは言い出す。冴子の娘じゅりあの歯である可能性があるからだ。先入観を捨てもう一度鑑定をやり直す杉。一方、月山は別の捜査の関係で入手した写真に、冴子によく似た女性が映っているのを発見する。杉をつれて冴子によく似た女性が働いている闇賭博場に潜入した二人は、冴子を発見すると彼女を連れだした……。

 最近のネタは、いまいち面白味に欠けるなー。ストーリーのほうは面白いんだけど、放射性元素が云々ってのは、なんかぱっとしなかった。さて、急展開のラストシーンから次回の最終回へ。どうなるんでしょうねー。撃たれて連れ去られたのか? もろ頭に当たったようにみえたんだけど。

きらきらひかる 最終回 ★★★★
 じゅりあが自分のアパートで死んでいたことを認めようとせず、帰ってしまった冴子。その頃月山は拳銃密売団のやつらにうたれ、大量の血痕を残して連れ去られていた。現場に残された血痕は、彼女がほぼ即死に近い状態で連れ去られたことを示していた……。

 だいだんえーん。それにしても、説明するための役回りなんだからしょうがないんだけど、ひかるって本当に監察医かよってくらい、もの知らずだよなー。
 ところでBLT。終了時間が10分くらいちがってたんだけど、なんでこんなに番組表のずれが多いんだろう。1ヶ月テレビ番組表って、ほかの本でもこんな感じなのかな? おかげでラストのお食事シーンを見逃しちゃったよ。
1998年1月1日
ニュースの女
ニュースの女
放映:フジ系 水 後9
出演:鈴木保奈美・長塚京三・滝沢秀明・野村宏伸・藤原紀香・吹越満・西村雅彦ほか

 出演者の雰囲気からそこそこ期待できそう。並のレベルはキープできそうだけど、それ以上に行くかどうかは脚本次第って感じかな。たぶん、観るだろう。

ニュースの女 第1回 ★★★
 幼い頃からの夢、ニュースキャスターの座を手に入れた麻生(鈴木保奈美)。さらにはバツイチ子持ちの学者(西村雅彦)との結婚も決まり、すべての夢が叶ったと思われた次の日、ニュース番組の初日に緊急のニュースが入ってくる。その内容は交通事故。搭乗者は即死。そして、その名前は昨日結婚したばかりの夫の名前だった……。

 なんか、ちょっと期待はずれな感じ。★4くらいからスタートしてくれると思ってたのに、出だしでこれくらいだとちょっと続きを見る気力が出ないなー。面白くないわけじゃあないんだけど。

ニュースの女 第2回 ★★★★
 亡くなった旦那の子供りゅうと暮らしはじめた麻生。相変わらずことあるごとに衝突を繰り返してしまう。そんな中りゅうが学校をさぼっているということで、学校から呼び出しを受ける。どうやらりゅうは援助交際斡旋の疑いがあるゲームセンターでアルバイトしているようだ。そんなりゅうの後を追った麻生は、偶然エレベーターに閉じこめられてしまい、番組の開始に間に合わなくなってしまう……。

 前回はちょっとどたばたしすぎていていまいち共感できない話だったんだけど、今回はノープロブレム。反発しあう二人が、どちらからということもなくすり寄っていきつつ、テレビがらみのどたばたが絡むわけね。王道パターンではあるんだけど。
 それにしても、状況的にはどっちかっていうと主人公のほうに共感できるよな。結婚してすぐに亡くなった旦那の、すでに高校生にもなっているほぼ初対面の息子なんかと、一緒に住みたかないだろう。

ニュースの女 第3回 ★★★
 アンカーになる前から手がけていた産業廃棄物問題のニュースを他の人に渡そうとせず、自ら担当しようとする環。一人でやまほど仕事を抱え込みそれでもなんとかビデオを仕上げた環だが、放送直前になって暴露インタビューの相手がやはり放送しないでくれと言ってくる……。

 ちょっとまだばたばたしている感じがするけど、基本的にはいい感じ。

ニュースの女 第4回 ★★★
 好感度調査で、環には冷たい印象を受けるという意見が多数を占めた。さらにニュースの視聴率も少しずつ落ちていた。ところが、環が龍と一緒にいるところを写真週刊誌に撮られてしまい、年下の恋人発覚というスキャンダルでニュースの視聴率も上がりはじめた。TV局側は視聴率のために、龍が亡くなった旦那の息子であることを公表しないでおくことに決めた……。

 とくにコメントなし。ふつうに面白い。

ニュースの女 第5回 ★★★
 龍の部屋でラブレターを発見する環。しかし、それは友達から頼まれたラブレターの代筆だった。その後、龍の恋愛問題で盛り上がる環たちだが、もしかして龍の好きな女性は環なのではと言う話になり、環は龍の行動を意識しはじめる……。

 べたな話だったなー。なんか、全然ニュースじゃないじゃん。まあ、たまにはああいうのもいいけど。

ニュースの女 第6回 ★★★★
 龍の進路問題で担任が環を尋ねてくる。龍は進路相談書を白紙で提出したのだ。せめて大学を出ておいたほうがいいという周囲の大人たちに対し、龍はそれがベストな人生とは思えないという。
 一方、銀行に銃を持った男が立てこもったというニュースが入った。拡大枠で中継を行うことになった環たちだが、その準備をしている環の元に犯人からの電話が入る。犯人はリストラされた元銀行員で、以前リストラの件で環にインタビューをされていた。彼は環に、現場での独占インタビューを要求した……。

 このドラマって結構面白いし、いろいろ考えているのはわかるんだけど、どーも洗練されているとは言い難いばたばたしたところが目に付くんだよな。あんな無理して笑いをとろうとせず、さらっと流しておいてもいいのに。

ニュースの女 第7回 ★★★★
 紺野Pを殴った秋吉Dのことは、局内で噂になっていた。紺野は秋吉の代わりになるDをバラエティから引っ張ってくる。そして、紺野は環にそのうち秋吉をおろすつもりだという。それに反発した環だが、秋吉をかばうのなら自分のアンカーの座もなくなると言われ、何も言えなくなってしまう。さらに、龍の担任から環に、また龍が学校に行っていないという連絡が入る。新しいDは軽薄な行動とは裏腹に、仕事はちゃんとこなしていき、秋吉は居場所がなくなっていく……。

 いい話なんだけど、もう一声足りない。もうちょっと龍のほうの話を練って欲しい。
 このドラマって、メインの話はいい感じなんだけど、その理由付けとなる話にいまいち練りが足りないことが多いんだよな。「え、それだけなの?」って感じになる。

ニュースの女 第8回 ★★★★
 ずっと外国に行っていた龍のおばさんが、突然帰国することになった。ということは龍はおばさんに引き取られ、環のマンションから出ていくことになる。一方、環の番組に日本に一時帰国している、とある女性を対談のゲストとして呼ぼうという話になった。彼女は世界的に有名な民族衣装の研究家だが、テレビに出ることを非常に嫌っている。実は、その研究家とは龍のおばさんのことだった。環は彼女に番組に出てくれるように頼むが、断られてしまう。しかし、一転して彼女は対談に出ることを了承した。その理由とは……。

 どういう話になるのかは、始まって数分でみえて来るんだけど、予測を裏切らずにいい話をやってくれる。っていう展開は、「それが答えだ!」と同じだな。登場人物的にはあっちのほうが好きだけど。こういう予定調和のちょっといい話ってのは、安心感があっていい。

ニュースの女 第9回 ★★★★
 やり手の常務に誘われ食事をした環。そのレストランでは、偶然久保田がお見合いをしていた。その後、いつものようにやり合う二人の様子を見ていた龍は、久保田に「麻生環が好きなんでしょう」と言う。
 一方、チャンネル2に告発ファックスが送られてきていた。元通産大臣祖師谷の金権政治を弾劾するそのファックスの裏をとろうと調査を開始した環たちは、祖師谷の接待の相手が自分の局の常務であったことを知り、自局の通信事業参入とそれに絡んだ許可申請の話を知ってしまった。さらに調査を続ける環たちへ、常務からの妨害工作が始まる……。

 最初の頃のぎくしゃくした感じはなくなって、素直ないい話になってきたなー。龍とは家族になれたが、結局久保田とくっつくのかな? そこまでの関係になりそうには思えなかったんだけど。

ニュースの女 第10回 ★★★★
 前回の暴露放送と引き替えに、チャンネル2のアンカーの座を追われることになった環。最後の放送を終えた環を、テレビ局の前で龍と久保田が出迎えた。しばらくのんびり過ごすという環だが、それから一週間たっても仕事がこない。しかたなく環は、地元400世帯だけに放送されているケーブルテレビで働きはじめることにした。元チャンネル2アンカーというプライドに縛られていた環だが、町の人たちの中で過ごすうちにケーブルテレビを立派にするために働くことを決意する……。

 なんかやけに筒井康隆に似ているなーと思ったら、本物だったんだ。あの人断筆解除してもまだテレビで役者やったりしてるのか。
 で、次回はいったんチャンネル2に戻るチャンスが来るが、結局真の報道とは論とかを一席ぶって、ケーブルテレビのほうに戻っていくって話になるのかな?

ニュースの女 最終回 ★★★★
 にこにこケーブルテレビでばりばり働きながらも、その限界を感じている環。そんな中こつこつ独力で取材をしていた生活ゴミとダイオキシンのニュースが報道大賞を受賞し、その授賞式がChannel2で行われることになった。それに伴い、Channel2の上層部では環を呼び戻すことが決まり、環もその申し出を了承した……。

 うん、まあ予想通りの話だったけど、こういうおきまりの話は嫌いじゃないのさ。なんかもう、みんないい人になっちゃったねー。
1998年1月1日
冷たい月
冷たい月
放映:日本テレビ系 月 後10
出演:中森明菜・永作博美・的場浩司・唐渡亮・白鳥靖代・伊原剛志・辰巳琢郎ほか

 こりゃまた若手の演技派をそろえたもんですな。出演者の傾向とタイトルのセンスはかなりいい感じです。地味にいかしたドラマになるような気がします。期待しておきましょう。ところで、中森明菜は少しはやつれた手足が元に戻ったのでしょうか? 宮沢りえと中森明菜の手足をみるたびに、俺はドラマよりもそっちのほうが気になってしまうのですが。

冷たい月 第1回 ★★★★
 通訳の永作博美と外科医の中森明菜。仕事からの帰り道に偶然ひき逃げを目撃した永作は、被害者に付き添って病院に行った。そして人手が足りず、ちょうど帰りかけていた中森が患者を執刀することになり、お互い妊娠後期に入っているという共通点を持つ二人は偶然出会うことになった。偶然の出会いはさらなる偶然を呼ぶ。永作の目撃したひき逃げの犯人は、タレントである中森の夫(辰巳琢郎)だったのだ……。

 げげげげげげげげげ。もしかして、日テレさんってば、第1回から放映時間をずらしてしまったのでげすね。あなたちょっとそれはひどいんじゃあ、あーりませんか。永作が証言するために警察に向かったところでビデオが切れちまったよ。その後の展開情報求む。
 それにしても、すげーオープニングだなー。死屍累々なイメージっていったいどうなってんだ? あんな話になっていくのか? 関係者皆殺しドラマ? 吉田栄作うぉーー路線?
 愛情に恵まれず育った女性が、ようやく手に入れた現在の幸せを守るために、きちがいじみた行動にでるって話なんだろうな、きっと。永作の役柄は何となく前の「青い鳥」とも似通っている。まじめで芯が強くてけなげなイメージ。

追加)
 結局,永作が警察に通報したことで辰巳は自殺し,そのショックで中森は流産。一方永作のほうは元気な赤ちゃんを産む。それを知った中森は復讐を決意。って感じの話だったらしい。
 なんだ,幸せを守るためじゃなくて,失った幸せの復讐に生きる話だったのね。ってことは,今後はただひたすらにサスペンスな話を続けるだけなのか? 深みのない話になりそうな予感。次回以降評価が急降下するおそれあり。

追加)
 詳しいあらすじを教えてくれた方々,どうもありがとうね。

冷たい月 第2回 ★★★
 ぼろぼろの体のまま病院に行こうともせず、荒れ果てた家の中、亡夫との想い出を振り返り復讐心を育てる明菜。心配して様子を見に来た的場は、ある日空っぽになった彼女の家を見つけた←英語的表現。One day he found her house emptyとか。日本語的表現にぱっと変換できねーなー。ちくしょー、なんか悔しい。
 一方、産まれたばかりの子供とともに幸せいっぱいの永作だが、子供嫌いの隣人との仲がうまくいかない。隣人は自分の家にかかってくるいたずら電話などの嫌がらせを、永作がやっていると言いがかりをつける。そしてある日隣人は持病の心臓で倒れ、救急車で運ばれていった。そして、その後に越してきたのが明菜だった……。

 一昔前だったら、亡夫の遺品を整理していて彼の日記を発見し、その中を見て初めて自分への深い愛情を知り……って展開だったんだろうけどねー。今はホームページですか。しかも、なんかものすごいの。
 それにしても、やっぱ前回の後半を見逃したせいか、明菜の行動に説得力を感じないなー。見ていたら説得力を感じたのかと言われると、そうともあんまり思えないんだけど。
 で、今回で大団円ということでよかったんじゃないか? 復讐心は結局母性愛に負けて、これからは前向きに保母とか産婦人科医とかになって生きていきましょう、ちゃんちゃん。っていうんじゃダメ? やっぱ、ダメか。でも、これで子供を殺すことはできなくなったんだろうし、復讐のレベルはかなりせこくなりそうな気が。

冷たい月 第3回 ★★★
 永作を言葉で説得し、子供を預けて働きに出させようとする明菜の試みは失敗した。そこで明菜は実力行使に出る。永作の勤め先を荒らし、永作が働かない限りつぶれるようにし向けたのだ……。

 SECOM入れてないの? と長嶋さんに成り代わって言っておきましょう。
 それにしても、明菜って表情演技が過剰だよな。あそこまでいちいち細かく表情を変えなくてもいいと思うんだけど。演技しすぎないことがテレビドラマの基本でしょ。演劇じゃないんだから。
 で、子供を殺すことができなかった明菜は、いったい何をしようというのでしょう? 公園デビューして、周囲に自分の子供だと誤認識させるところまでうまくいったとしても、そこから先は?
 このドラマ、ベタな部分がぽろぽろ出て、あちこちでがっかりさせられるんだけど、そのぶんを今のところはこれからの展開への興味が補っている状態。綱渡りな感じだねー。
 ところで最後のシーン。確かに男には多かれ少なかれ、女なんて抱きしめちゃえばどうにでもなるんじゃないかっていう幻想はあるけど、わざわざ説得力のないそういう展開を描いてみせて、さらにそれを徹底的に拒否させてみせたのには、深い意味があるんでしょうか。脚本はフェミニズム系な人? 男根思想粉砕!みたいな印象を受けてしまったんだけど。深読みしすぎか?

冷たい月 第4回 ★★★
 明菜の赤ん坊手なずけ作戦は着々と進行し、永作の中には少しずつ明菜に対する疑いの心が増し、的場は明菜のために唐渡を狙うが結局果たせず、だんだんと永作さんちの夫婦仲が少しずつおかしくなっていく……。

 あの外国語によるあらすじ紹介はやめたんだね。やっぱ、バカみたいだったもんな。
 今回は、なんか夫婦仲を壊すだけのちゃちい嫌がらせの話になっちまった気がするけど、まあこれは途中経過であって、最終的にはまだ何かすごいことが起こるんだろうな。
 ところでまだ未見だった「ゆりかごを揺らす手」をもうすぐテレビでやるらしい。ようやく元ネタを観ることができるなあ。その比較をしながら見ると、このドラマもちょっとちがった楽しみ方ができるかな。

冷たい月 第5回 ★★
 永作の明菜に対する疑いは増していく。圭司と永作は協力して明菜の正体を暴こうと調べはじめた。そのことを知った的場は明菜に危険を告げる。それを聞いた明菜は圭司のほうから突き崩そうと、圭司の恋人に対象を移して攻撃を始めた。一方、万作は圭司と永作の仲について、一度は過去の話と納得しながらも、疑いを捨てきれずにいた……。

 出だしから見事な放送事故。このドラマの行く末を暗示しているのだろうか?
 このドラマは細かい部分にこだわっちゃいけないんだね。っていうか、細かい部分にこだわって作る気は制作者側にはまったくないんだろう。あまりにも細部に説得力がなさすぎるもんな。
 というわけで、そろそろ今後の展開に対する興味よりも、できの悪い部分に対する嫌気のほうが増してきました。これからどうしようかな。

冷たい月 第6回 ★★★
 思いあまって明菜を絞め殺そうとするが失敗する的場。一方、階段から転げ落ちた永作の友達は、骨折をしたものの母子ともに無事だった。
 明菜への疑いを口にする永作だがその言葉は夫には通じず、友達や会社の仲間とも絶縁状態になる。さらに明菜から育児ノイローゼの話を吹き込まれた夫は、永作に病院に行くように薦める。
 そして、的場に再び接近していく明菜。しかし、それは復讐のために彼を利用するためだった。そのことに気がついた的場は、永作に明菜の夫がパソコンの中にいると告げる……。

 おや、今回からは「ゆりかごを揺らす手」にはなかった話になってきました。
 それにしても、山ほど状況証拠は残っているんだけど、それは全然通じなかったのか。何にしろ、来週からは新しいドラマが始まるわけだね。次からは面白くなってきそう。っていうか、どうなるのかの予測がつかない。

冷たい月 第7回 ★★★★
 明菜の計略が功を奏し、永作は被害妄想が高じての殺人未遂ということで警察につかまった。すべて明菜が自分を陥れるためにやったことだという永作の主張は、警察には通じなかった。永作は、懲役4年の刑を受け刑務所に服役することとなった。
 そして、彼女の出所日。彼女を迎えにきたのは、旦那ではなく友人夫婦だった。旦那は永作が服役中に彼女と離婚、明菜と再婚して息子と三人で幸せな家庭を作っていたのだ。出所してすぐに息子に会いに来た永作の前で、明菜は幸せな家族ぶりをわざと永作に見せつける……。

 あら、警察は全くの無能ということにしてしまって、あの山ほどの状況証拠はまったく意味をなさなかったんだね。そのへんのつじつまを合わせることよりも、こういうストーリー展開にすることを重視してしまったわけか。あんまり能のあるストーリーライターとは思えないな。能があったら、明菜に誰もが納得できるような完全犯罪をやらせて、永作を陥れさせるところだろう。でも、まあ面白いからいいか。
 なんにしろ、4年間という月日の重さを感じない展開だったな。4年間が人の精神に与える影響は、もっと大きいと思うぞ。奴らはみんな、4年前から完全に連続した意識で生きてるみたい。
 ところで、てっきり永作が明菜に対して復讐を開始したりするのかと思ってたんだけど、そういうわけでもないのかな。結局最後まで永作はいいもので、明菜が悪者なのか。
 結末は、両方玉砕とみた。あるいは最後の最後に思い切った的場が、明菜をその手にかけるか。

冷たい月 第8回 ★★★
 永作に「まだ復讐は終わっていない」と告げた明菜。家に戻った明菜は、夫に永作がまだ子供を狙っていると嘘をつき、さらに永作を陥れようとする。
 明菜に説得された夫は、永作の元に子供をあずけに来る。しかし、それは罠だった。子供と一緒にいるところに現れた明菜夫婦は、永作が再び子供を誘拐したと言いがかりをつけ、元旦那の手で永作を殴らせる。
 ショックで雨の中を歩き続け、肺炎になった永作は、一度は明菜を殺そうと思うが的場の説得で思いとどまり、もう一度一からやり直すことを決意した。しかし、明菜の魔の手はさらに伸びる……。

 えっと、警察に届けていなかったんなら、誘拐のふりをしたところでなんの意味もないんじゃないでしょうか? せめてそっと子供を置いてきておいて、後で万作が現れて殴るくらいの芝居はしないと、たとえお芝居とはいえ説得力を感じないなー。
 で、次回で破綻するんだね。最終回か? それとももう一個前か? もっともそれらしい大団円に向かいはじめた気がする。

冷たい月 第9回 ★★★
 永作の子宮を摘出し、自分と同じ目に遭わせようとする中森。しかし、永作はぎりぎりで的場の手によって救出された。それをきっかけに警察が詳しい事情を聞きに永作の元にやってくる。そして、ついにすべてが露見してしまった明菜は、子供を連れて逃げ出した……。

 あれだけ全然信じてもらえなかったことが、たったあれだけで完全にひっくり返るんですか。やっぱりこのドラマって、説得力ってものを重視していないよなー。次回は明菜の最後のあがき。いったいどこまでやって話を終わらせるのか。なにをやっても復讐心は消えないってことを、自分で気づいているとは思えなかったんだけどなー。

冷たい月 最終回 ★★
 ついに警察につかまってしまった明菜。しかし、心身症のふりをして医者の診断を受け、隙をみて逃げ出してしまう。そして、友人夫妻や子供たちと一緒に別荘に行っていた永作を殺そうとすると、さらに子供を連れて一緒に死のうとするが……。

 あー、こりゃひどい。最後の最後くらいきちっと作って終われば、印象もずいぶんよくなるのに、こんな終わり方かい。説得力のない話の連続もひどかったけど、チープな落盤シーンがさらにがっかりさせてくれたねー。ラストシーンで、このドラマがストーリーの整合性よりも、ぱっと見のかっこよさを重視するドラマだってことを、改めて確認させてもらいました。
1998年1月1日
甘い結婚
甘い結婚
放映:フジ系 木 後10
出演:木梨憲武・財前直見・高島礼子・田辺誠一・生瀬勝久・美保純・山口紗弥加・内藤剛志・小林千登勢・財津一郎ほか

 こういうお笑い系で芸達者な人が主演するドラマって、お笑い出身だけどドラマは違うんだぜってところを見せようとして、変にまじめなドラマになっちゃう時が多いんだよな。なんか、これもそういう雰囲気を感じる。あんまり暗くまじめなドラマをやられちゃったら、あっさり切る予定。

甘い結婚 第1回 ★★★★
 出版社につとめる夫(木梨憲武)。専業主婦の妻(財前直見)。幼稚園に通う息子が一人。忙しい出版社勤めの夫は気づいていないが、妻は結婚生活に嫌気がさし離婚届を隠し持っていた。そんな時、妻がコンテストに応募した小説「家族崩壊」が大賞を受賞する……。

 なぜに基本的にはいい人っぽい夫が、あれだけ妻の話をききゃーしないんでしょうか。ドラマの中ではあんなもんだっていってたけど、実際にもあんなもんなんですかねー、世の中。よくわからないっす。
 それにしても、俺には最後のシーンはそれまでの話とうまくつながっているようにはみえんかった。ああいう決めのシーンを作りたいのはわからないでもないけど、ちゃんとストーリーの流れに沿って出てこないと、プラスマイナスで相殺しあって無意味になってしまう気がする。別に地味に終わってもよかったんじゃないか?
 まあトータルでは地味目だけどよくできている雰囲気。本当ならあまり好きなタイプのドラマじゃあないんだけど、それでも結構面白いとは思う。木梨のできには文句ない。なぜに木梨って違和感は未だに残るけど。
 それにしても「家族崩壊」って聞いて、糸井重里(だよな?)の「家族解散」を思い出したのは俺だけだろうか。あれは面白かったよな。

甘い結婚 第2回 ★★
 軽い交通事故で入院した麻子の代わりに、友人の女弁護士が離婚の意志を告げにくる。しかし、喜太郎は麻子と直接話し合うからと、弁護士を相手にしない。一人病室に残された麻子のもとを、車を運転していた男が見舞いに来る。実はその男は、麻子の受賞作を強く推した喜太郎が勤める会社のジュニアと呼ばれる跡継ぎ(田辺誠一)だった……。

 なんか、ほんっとにくらーいドラマだな。交通事故がらみの偶然がちょっと強引すぎる以外は、結構センスは悪くないと思うんだけど、トータルでは制作者たちの情熱が空回りって感じがしなくもない。無駄にかっこつけたラストシーンとか、そのあたりが特に。
 それにしても、ジュニアの姿が紫のバラの人に見えてしまう人間は少数派なんだろうなー。「がむばるんだ、マヤちゃん!」。
1998年1月1日
三姉妹探偵団
三姉妹探偵団
放映:日本テレビ系 土 後9
出演:吉川ひなの・鈴木蘭々・野村佑香・河相我聞・高田純次・大島さと子・岡本麗ほか

 赤川次郎の本でこんな感じのタイトルのがあった気がするけど、あれのことなのかな? それとも別物?
 出演者的には若者たちの初々しい演技を、高田純次と大島さと子の落ち着いた演技でまとめつつ話を進めていく展開が目に見える感じ。アイドルドラマになることはこの時間帯から予想がつくし、ストーリー的にもあまり期待できないなー。
 とかいいつつ、前回の僕らの勇気は途中で見るのをやめちゃったけど、どうやら結構おもしろかったらしいんだよな。この時間帯も侮れないか。

三姉妹探偵団 第1回 ★
 漫画家志望の長女(鈴木蘭々)、空手マニアの次女(吉川ひなの)、アイドル志望の三女(野村佑香)。新居への引っ越し作業中の父から再婚するという話を聞いて、あわてて家に帰った三人だが、父は仕事と言い残して出かけていた後だった。そしてその晩、新居で三人が寝ていると屋根裏から突然の火事。そして、火元からは父の会社のOLの死体が発見される。行方不明の父が犯人扱いされる中、三姉妹は真犯人を見つけだすための調査を開始する……。

 やっぱり赤川次郎原作の話だった。まあ、予想通りのアイドルドラマだなー。かなりのどたばたテキトー加減。うーん、マンガ以下。

三姉妹探偵団 第2回 ★
 ここ近年見た推理ものの中では、一番ばからしいでき。本当に原作もここまでバカなんだろうか? 赤川次郎って確かに出来不出来の波はかなりあるけど、最悪でもここまでひどいとは思っていなかったんだけど。アイドルドラマとしてのできはともかくとして、ストーリーがここまでひどいってのはすごいな。一応★一つにしてあるけど、俺の中ではマイナス★二つくらいはあげたいくらい。
1998年1月1日
覇王の道
ハヤカワ文庫・覇王の道 グイン・サーガ59・栗本薫著

 ナリスとの盟約を結んだイシュトヴァーンがクムへと戻る帰り道の話。物語の全体図をグラチウスの口で解説してくれて、ようやく物語の主要人物がどう結びつくのかがわかってきました。
 それにしても、外伝と正篇に分ける必要性を感じないなー。いいじゃん、どっちも正篇に入れて交互にやってりゃ。やっぱりストーリー的には今の外伝が正篇だ。