ひろゆきが政治活動に直接参加するイメージはなかったなー
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ひろゆき氏と泉房穂参院議員が「新党」結成 2027統一地方選挙で都内11区長選などに候補者擁立へ
泉房穂と新しい地域政党を作り、ひろゆき自身も共同代表になるらしい。ちょっとびっくりした。政治について何か言うのはいつものことだが、自分から政治活動へ直接参加するイメージはなかった。
ひろゆきは、わたしの中では『ロードス島戦記』の灰色の魔女カーラみたいな感じである。
カーラは、どこか一つの国や勢力が強くなりすぎないように、弱い方へ手を貸して全体の均衡を保とうとする。自分が王になって国を治めるわけではない。外から適当に押したり引いたりする。
ひろゆきも、どこかの思想や政党へ深く入るより、強く言い切っている人へ反対側から茶々を入れる人に見える。右に寄りすぎれば左から押す。左に寄りすぎれば右から押す。議論が順調に進みはじめたところへ、「でも、こういう場合もありますよね」と横槍を入れる。
その発言が正しいかどうかより、話の流れを止めたり、別の方向へずらしたりすることが役割で、特に政治に関しては本人が何かを実行しその結果について責任を取る側になる人ではないと思っていた。
ところが今回の「ひろゆき&いずみ新党(仮)」は、名前だけの応援団ではなさそう。ひろゆきは泉房穂と共同代表らしい。来春の統一地方選では、東京都内で予定されている11区長選すべてへの候補者擁立を目指すという。ほかの知事選や市長選も検討し、将来的には国政進出まで考えているらしい。
重点政策は子ども・教育と負担減。ひろゆきの知見を使い、ITやAIを活用したデジタル行政も進めるという。ここだけを見れば、泉房穂が政策と候補者を担当し、ひろゆきは知名度とネット発信とIT周辺を担当する、という役割分担になりそうではある。
それでも、共同代表として候補者を出すなら、今までとはだいぶ違う。選挙で負けたときに、外から勝敗を分析するだけで終わるわけにもいかないだろう。
政治について話すのと、自分で候補者を選んで送り出すのは別の仕事である。その中でも今までどおり、どこにも強く所属しない感じを維持できるのだろうか。あるいは政党代表という立場についても、少し離れたところから押したり引いたりする感じで行くのだろうか。
と、ここまで書いたあとで、もう一段大きな話が出てきた。
妻の西村ゆかによると、7月23日に泉房穂との昼食へ呼ばれ、その場で初めて「政治団体を作ることにした」と聞かされたという。泉は「家族の同意が一番大切なので話し合ってください」と言ったのに、その後、合意がないまま届け出が済み、記事が出た。
さらにグループLINEで説明を求めても、ひろゆきから返ってきたのは「届け出をしただけで、まだ何も決まっていない」。踏み込んだ質問は既読スルー。泉房穂も既読スルー。そりゃ怒る。
ひろゆきはこれまで、外では誰にでも理屈をこねるが、家では奥さんに怒られてしゅんとする恐妻家、という体でもやってきた。実際の夫婦関係は知らないが、少なくとも外から見えるひろゆき像にはそれが含まれている。
ところが今回、奥さんがここまで明確に反対しているのに、そのまま政治活動を進めるなら話が変わる。外から政治へ茶々を入れる人から、候補者を出して責任を負う人へ。奥さんには逆らわない人から、反対されても押し切る人へ。二つ同時に変わるなら、これはもうひろゆき2.0である。
このまま押し切るのか、家庭内調整で一度止まるのか。今は政党の政策より、ひろゆき2.0に旧型との互換性が残るのかのほうが気になっている。