パンプスって、だいぶ外反母趾製造機みたいな形をしてない?

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靴を修理する仕事をしたことがあるが、女性の靴は底面の前側が薄すぎるのに、ヒールで重心が前に傾くために酷い作りだと思った→共感の声が続々「草履の方がマシ」

パンプスは、どうしていまだに歩きにくくていいことになっているんだろう。

痛い。長く歩けない。転びやすい。足の形によっては、履いているだけで苦痛になる。それでもパンプスは仕事や礼装の靴として普通に売られ、普通に求められている。

男性用の革靴だってスニーカーほど快適ではない。ただ、女性用には細いつま先と高いヒールが加わる。歩くための道具なのに、歩きやすさの優先順位が露骨に低い。

実用品に見た目を求めること自体は、どこにでもある。自動車も家電も衣服も、格好よくしようとして使いにくくなることはある。ただ、たいていは実用性とのせめぎ合いが起きる。素材や設計が進歩すれば、見た目を残したまま軽くしたり、安全にしたり、使いやすくしたりする。

ところが女性用のパンプスは、そういうせめぎあいがあまり起きていないように見える。歩きやすく改良しすぎるとパンプスではなくなってしまうのだろう。ヒールを低くして、つま先を広くして、クッションを厚くして、足を固定する部品を付ける。できあがるのはローファーかスニーカーに近い何かである。パンプスらしさを守ると実用性が上がらない。

まとめの反応には、ある程度ちゃんとしたブランドのパンプスでも、底が薄すぎてアスファルトの凹凸まで足裏で分かる、という感想があった。値段を上げても歩きやすくなるとは限らない。革や縫製や形はよくなっても、歩く道具として高性能になるわけではないらしい。

しかもパンプスは、単に歩きにくいだけではない。狭いつま先と高いヒールは、外反母趾の発症を早めたり、変形や痛みを悪化させたりする。遺伝や足の形も関係するので、パンプスだけが原因とは言えない。それでも構造だけ見れば、だいぶ外反母趾製造機である。

そういえば中国には纏足があった。宋代ごろから20世紀初頭まで続き、幼い女の子の足を布で縛って小さく変形させた。小さい足が美しさや家柄、結婚条件と結びつき、歩く能力まで削っていた。靴を足に合わせるのではなく、足を理想の靴に合わせて作り変えたわけである。

もちろん現代のパンプスと纏足は同じものではない。強制の度合いも身体への損傷もまるで違うし、直接つながった文化でもない。それでも、小さい足、細い足、小さな歩幅、動きにくさを女性らしさや上品さとして扱うところは似ている。

まあぶっちゃけ、わたしは男なのでパンプスを履いたことがないし、女性にそういう靴を履いたほうがいいと思ったこともない。だから本当のところ、どうでもいい。

どうでもいいのだが、外から眺めていると、纏足と同じくらい「それって現代人がまだ維持するべき文化なの?」とか思ってしまう。

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パンプスって、だいぶ外反母趾製造機みたいな形をしてない?