テニス観戦記 週報 2026-07-13週 — チチパスとルブレフが久しぶりの優勝、加藤組もアテネV
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ウィンブルドンが終わった翌週は、ツアーは少し小さめの大会のみ。ATP250がクレーで3大会、WTA250がヤシとアテネ。ここ最近勝てていなかったチチパスとルブレフが、同じ週に久しぶりの優勝。アテネでは加藤未唯/チャン・ハオチン組がダブルス優勝。本玉真唯は第8シードを倒してから2回戦でフルセット敗退。グランビー・チャレンジャーの日本勢シングルスも一通り結果が出た。
2026-07-13週の主な大会
ATP250: バスタードはアンドレイ・ルブレフがルチアーノ・ダルデリに 6-4 6-3。グシュタードはステファノス・チチパスがラファエル・コリニョンに 6-4 6-7(3) 6-3。ウマグはダニエル・メリダがダミル・ジュムフルに 6-2 5-7 6-2。日本勢ではダニエル太郎がバスタード予選を突破し、本戦1回戦で第6シードのボーティック・ファン・デ・ザンツフルプに 6-7(0) 4-6。グシュタードではワウリンカの最後のグシュタード出場が1回戦で終わった。
WTA250: アテネでは本玉真唯が第8シードのリネッテを破り、2回戦でアリシア・パークスに 7-6(4) 2-6 5-7。伊藤あおいと日比野菜緒は予選突破から本戦1回戦敗退。加藤未唯/チャン・ハオチン組はダブルス優勝。ヤシの内島萌夏はシングルス、ダブルスとも初戦敗退。
ATPチャレンジャー: グランビー・チャレンジャーに日本勢が複数。清水悠太はジェイ・フレンドに勝って2回戦へ進んだが、Justin Boulaisに 5-7 1-6。綿貫陽介、内田海智、三好健太、ジェームズ・トロッターも本戦で敗退した。
チチパスとルブレフが久しぶりの優勝
ATP250では、チチパスとルブレフが同じ週にタイトルを取った。グシュタード決勝はチチパスがコリニョンに 6-4 6-7(3) 6-3。チチパスのツアータイトルは2025年のドバイ以来で、通算13個目。バスタード決勝はルブレフがダルデリに 6-4 6-3。どちらも、ここ最近は「強いのは分かっているけど勝ち切れない」感じだったので、250とはいえタイトルを取り切れたのは大きい。
ウマグは21歳のダニエル・メリダがジュムフルに 6-2 5-7 6-2で勝ち、ATPツアー初優勝。ウマグ大会史ではアルカラス、シナーに次ぐ若さの優勝者になった。
ワウリンカのグシュタード最終戦
スタン・ワウリンカはグシュタード1回戦でジャイメ・ファリアに 7-6(8) 4-6 4-6。2026年で現役を終えるワウリンカにとって、これがグシュタード最後の試合になった。十分戦えるけど、勝ちきれないなーという試合がまた一つ増えた。ラストイヤーも終わりに近づいている。どこかで有終の美を見せてほしいところだが。
ほかでは、バスタードでディミトロフが2回戦敗退。ヌーノ・ボルヘスに 4-6 2-6。ダニエル太郎を破ったファン・デ・ザンツフルプは、次のラウンドでアドルフォ・ダニエル・バジェホに 6-4 3-6 6-7(4)で敗れた。グシュタードでは第2シードのルードが準々決勝でフアン・マヌエル・セルンドロに 6-3 5-7 2-6。コリニョンは最後チチパスに止められた。
伊藤あおいは予選突破から本戦1回戦敗退
伊藤あおいはアテネWTA250の予選2番シード。予選1回戦はBYEで、予選決勝はヤスミン・マンスーリに 6-4 6-0。本戦1回戦はアリーナ・コルネーエワに 2-6 1-6。予選突破からの本戦1回戦敗退になった。
スコアはかなり一方的だった。ハイライトを見た範囲では、今回はドロップショットをけっこう多く使っていたように見えた。コルネーエワにはあまり効いていなかった感じもあるけど、フォアスライス、高い弾道のロブ、バックのスピンでコースを突く、隙を見て前に出る、という引き出しに、別の攻撃パターンを足そうとしているのかもしれない。どれも一撃で終わる武器ではないので、結局は組み合わせが肝。
ハードコートのWTAクラスの大会で、ここから年末までにどのくらい成績を残してランキングを上げられるかは楽しみである。今回は本戦で止まったが、伊藤はスタイルがかなり特殊なので、ツアー本戦レベルで相手が慣れてくるとどうなるか、逆にハードで時間を奪える相手にはどれくらい刺さるのか。
本玉真唯は第8シード撃破から2回戦敗退
アテネでは本玉真唯が第8シードのマグダ・リネッテに 6-4 7-5。2024年以来のWTA本戦勝利になった。2回戦はアリシア・パークスに 7-6(4) 2-6 5-7。先にタイブレークを取ってからの逆転負けなので惜しいが、シード撃破からベスト16まで入った週としては悪くない。
本玉対リネッテのハイライトも出ている。
加藤未唯/チャン組はアテネで優勝
加藤未唯/チャン・ハオチン組はアテネWTA250ダブルスを第1シードで優勝。準決勝でチョン/ピター組に 6-3 3-6 [10-5]、決勝でラムズデン/タン組に 7-6(3) 4-6 [10-7]。
日本人選手の主な結果
本玉真唯: アテネWTA250本戦2回戦敗退。1回戦で第8シードのマグダ・リネッテに 6-4 7-5。2回戦でアリシア・パークスに 7-6(4) 2-6 5-7。
伊藤あおい: アテネWTA250本戦1回戦敗退。予選突破後、アリーナ・コルネーエワに 2-6 1-6。
日比野菜緒: アテネWTA250本戦1回戦敗退。予選突破後、第1シードのクララ・タウソンに 5-7 4-6。
ダニエル太郎: バスタードATP250本戦1回戦敗退。予選突破後、第6シードのボーティック・ファン・デ・ザンツフルプに 6-7(0) 4-6。
清水悠太: グランビーCH本戦2回戦敗退。1回戦でジェイ・フレンドに 6-2 4-6 6-2。2回戦でJustin Boulaisに 5-7 1-6。
ジェイ・フレンド: グランビーCH本戦1回戦敗退。清水悠太に 2-6 6-4 2-6。
綿貫陽介: グランビーCH本戦1回戦敗退。第3シードのアウグスト・ホルムグレンに 7-6(6) 4-6 5-7。
内田海智: グランビーCH本戦1回戦敗退。第8シードのアレクシス・ガラルノーに 2-6 1-6。
三好健太: グランビーCH本戦1回戦敗退。予選突破後、ブレイズ・ビックネルに 1-6 6-7(3)。
ジェームズ・トロッター: グランビーCH本戦1回戦敗退。予選突破後、第5シードのリアム・ドラクスルに 6-1 3-6 3-6。
磯村志: グランビーCH予選決勝敗退。アレクサンダー・ロジンに 6-7(6) 4-6。
徳田廉大: グランビーCH予選1回戦敗退。第1シードで出場し、アレクサンダー・ロジンに 5-7 3-6。
内島萌夏: ヤシWTA250本戦1回戦敗退。エリナ・アバネシャンに 2-6 4-6。ダブルスもウェブリー=スミスとの組で1回戦敗退。フォッサ・ウエルゴ/サルデン組に 2-6 6-7(2)。
加藤未唯/チャン・ハオチン組: アテネWTA250ダブルス優勝。1回戦でアルギロカストリティ/ネプリイ組に 6-3 6-2、準々決勝でコルネーエワ/クデルメトワ組に 6-3 6-7(5) [10-3]、準決勝でチョン/ピター組に 6-3 3-6 [10-5]、決勝でラムズデン/タン組に 7-6(3) 4-6 [10-7]。
鮎川真奈/森崎可南子組: ヤシWTA250ダブルス1回戦敗退。モラテリ/ポドロスカ組に 1-6 2-6。二宮真琴/マルティンス組はアテネWTA250ダブルス1回戦敗退。コルネーエワ/クデルメトワ組に 4-6 6-7(4)。小堀桃子/プリプーチ組もアテネWTA250ダブルス1回戦敗退。ブルックス/ハベルラグ組に 6-4 4-6 [7-10]。
綿貫はグランビー1コケ。ただ、相手は第3シードで、スコアも 7-6(6) 4-6 5-7。惜しかった。清水は日本勢対決を制して2回戦まで進んだが、Justin Boulaisに 5-7 1-6。トロッターは予選突破から本戦に入り、第5シードのドラクスル相手に第1セットを取ったが、そこから 6-1 3-6 3-6 で逆転負け。グランビーの日本勢シングルスはここで一通り終了である。
今週の予定(2026-07-20〜07-26)
公開週はATP250がキッツビュールとエストリル、WTA250がハンブルクとプラハ。ATP250の本戦ドローに日本勢は入っていない。日本勢はプラハが中心になる。
プラハでは本玉真唯が予選を2試合勝って本戦入り。本戦1回戦は第7シードのディアーヌ・パリー。予選では伊藤あおいが1回戦敗退、日比野菜緒も1回戦でソフィア・コストウラスに 7-6(4) 5-7 4-6。岡村恭香は予選1回戦敗退、西郷里奈は予選2回戦敗退。ダブルスは加藤未唯/チャン・ハオチン組が第3シード、柴原瑛菜/ベラ・ズボナレワ組が第2シードで入っている。