テニス観戦記 週報 2026-07-20週
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2026年7月20〜26日の週。ATP250はキッツビュールとエストリル、WTA250はプラハとハンブルク。加藤未唯/チャン・ハオチン組は前週のアテネWTA125で優勝し、今週のプラハWTA250でも準決勝まで進んだ。望月慎太郎はウィニペグCHで準決勝敗退。エストリルはルカ・ヴァンアッシュがアレクサンダー・ブロックスに 6-4 4-6 7-5 で勝ち、ATPツアー初優勝。キッツビュールはカンタン・アリスがブブリクを 6-4 7-6(6) で破って初優勝。
2026-07-20週の大会
ATP250: キッツビュールはアリスが優勝、ブブリクが準優勝。エストリルはルカ・ヴァンアッシュがブロックスに 6-4 4-6 7-5 で勝ち、ATPツアー初優勝。
WTA250: プラハはリリ・タガーがダリア・スニグルに 7-6(3) 6-2 で勝って初優勝。ダブルスはハリエット・ダート/マイア・ラムズデン組がルツィエ・ハブリチコバ/ラウラ・サムソン組に 6-4 6-4 で勝って優勝。本玉真唯は本戦2回戦、加藤未唯/チャン・ハオチン組はダブルス準決勝、二宮真琴/イングリッド・マルティンス組はダブルス準々決勝。ハンブルクはタマラ・コーパッチがアンナ・ボンダールに 6-3 6-3 で勝って優勝。ダブルスはダリラ・ヤクポビッチ/ニカ・ラディシッチ組がマガリ・ケンペン/アレクサンドラ・パノワ組に 5-7 6-3 [10-5] で勝って優勝。内島萌夏はシングルス、ダブルスとも1回戦敗退。
ATPチャレンジャー: ウィニペグは望月慎太郎が準決勝敗退、野口莉央が準々決勝敗退。清水悠太、松岡隼、綿貫陽介は2回戦敗退。
加藤/チャンはアテネ優勝からプラハ4強
7月13〜19日のアテネWTA125では、加藤未唯/チャン・ハオチン組が第1シードでダブルス優勝。今週のプラハWTA250でも1回戦、準々決勝をファイナル10ポイントで勝ち、準決勝まで進んだ。準決勝はルツィエ・ハブリチコバ/ラウラ・サムソン組に 7-5 3-6 [9-11]。2週続けてしっかり勝ち上がった。
加藤未唯/チャン・ハオチン組: プラハWTA250ダブルス準決勝敗退。1回戦でクレイチコバ/ゾルダコバ組に 3-6 6-3 [10-7]、準々決勝でファルコフスカ/スミス組に 1-6 7-5 [10-7]、準決勝でハブリチコバ/サムソン組に 7-5 3-6 [9-11]。
二宮真琴/イングリッド・マルティンス組: プラハWTA250ダブルス準々決勝敗退。1回戦でキチェノック/クブカ組に 3-6 6-4 [10-7]、準々決勝でコバチコバ姉妹に 6-3 3-6 [9-11]。
柴原瑛菜/ベラ・ズボナレワ組: プラハWTA250ダブルス1回戦敗退。リー/イェ組に 6-1 2-6 [6-10]。
内島萌夏/ナディア・ポドロスカ組: ハンブルクWTA250ダブルス1回戦敗退。コズレワ/プリダンキナ組に 5-7 2-6。
日本女子シングルス
本玉真唯はプラハWTA250で予選を突破し、本戦1回戦で第7シードのディアーヌ・パリーに 6-4 6-0。2回戦はリリ・タガーに 4-6 4-6 で敗れた。内島萌夏はハンブルクWTA250の1回戦で第4シードのアンナ・ボンダールに 5-7 4-6。
本玉真唯: プラハWTA250本戦2回戦敗退。予選1回戦でバルボラ・パリコバに 6-3 6-3、予選決勝でバレンティナ・ライザーに 6-2 6-2、本戦1回戦でディアーヌ・パリーに 6-4 6-0。2回戦でリリ・タガーに 4-6 4-6。
伊藤あおい: プラハWTA250予選1回戦敗退。ガブリエラ・クヌートソンに 4-6 4-6。
日比野菜緒: プラハWTA250予選1回戦敗退。ソフィア・コストウラスに 7-6(4) 5-7 4-6。
岡村恭香: プラハWTA250予選1回戦敗退。キャロル・リーに 5-7 1-6。
西郷里奈: プラハWTA250予選決勝敗退。予選1回戦でヴィクトリエ・ベルヴィドに 6-1 6-2、予選決勝でヴェロニカ・ポドレスに 4-6 1-6。
内島萌夏: ハンブルクWTA250本戦1回戦敗退。アンナ・ボンダールに 5-7 4-6。
エストリルはヴァンアッシュが初優勝
前週のバスタッドではルブレフがダルデリに 6-4 6-3 で勝って優勝した。今週のエストリルでも、ルブレフは初戦でティモフェイ・スカトフに 6-1 6-1。準々決勝は優勝したルカ・ヴァンアッシュに 6-3 3-6 4-6 で負けたが、だいぶ復活の兆しが見える。
ブロックスは2回戦のキリアン・ジャケ戦でも2本のマッチポイントをしのいでいて、準決勝でも第2セット、第3セットをタイブレークで取った。何度も負けそうなところを切り抜けた。メンタルが強い。
決勝はヴァンアッシュがブロックスに 6-4 4-6 7-5 で勝ち、ATPツアー初優勝。ブロックスは初のATP決勝で準優勝。ヴァンアッシュとブロックスという期待の若手同士の決勝は面白かった。最近は次世代の有望株がだいぶ増えてきた。
ダニエル太郎はエストリル予選を突破したが、本戦ドローには入っていなかった。どうやら右ふくらはぎを痛めた模様。柚木武/ナム・ジソン組はエストリルATP250ダブルス1回戦でイダルゴ/タビロ組に 3-6 5-7。
引退イヤーのワウリンカは1回戦でロマン・アンドレス・ブルチャガに 4-6 6-4 3-6。セットは取れているが勝ち切れない。
キッツビュールはアリスが初優勝
キッツビュールは第1シードのブブリクが準々決勝でアレックス・モルチャンに 6-3 6-2、準決勝でトマス・マルティン・エチェベリーに 6-3 6-4。決勝はカンタン・アリスがブブリクに 6-4 7-6(6) で勝った。アリスは29歳でATPツアー初優勝。ブブリクはタイトル防衛ならず。
ブブリクはフィジカルもテクニックもメンタルもトップ選手の水準にあると思う。ただ、勝利への執着という点が少し弱く見えるところがある。勝ちに徹すれば、もっと上まで行けるのではと思ってしまう。まあああいうプレイスタイルだからこその強さもあるんだろうけど。
男子チャレンジャーと日本人
ウィニペグCHはトビー・サミュエルが決勝でリアム・ドラクスルに 6-4 6-2 で勝って優勝。望月慎太郎は準決勝でリアム・ドラクスルに 0-6 3-6。野口莉央はベスト8。清水悠太、松岡隼、綿貫陽介は2回戦敗退。ジェームズ・トロッターはシングルス本戦1回戦敗退、ダブルスはコーディ・ピアソンとの組で準決勝まで進んだ。
望月は下位カテゴリーではあるが、内容は良い。ハードコートでもかなり積極的に前へ出てポイントを取っている。ストロークで無理に打ち切るより、ストロークで組み立てて前で決める形を、どのサーフェスでも多く使っていく必要がありそう。ドロップショットやフォアスライスももっと混ぜてもいい気がする。女子でいうと伊藤あおい、男子でいうとサントロに近い方向。望月のタッチセンスならやれそうに見えるが、実戦で安定して使うのは難しいのだろうか。負けた試合はあまり動きが良くないように見えたけど、疲れが溜まってきているのかな?
望月慎太郎: ウィニペグCH準決勝敗退。1回戦でフィリップ・セクリッチに 6-3 4-6 6-1、2回戦でダンカン・チャンに 6-2 2-6 6-4、準々決勝でヨハナス・マンデーに 6-4 7-6(4)。準決勝でリアム・ドラクスルに 0-6 3-6。
野口莉央: ウィニペグCH準々決勝敗退。1回戦でブレーデン・シックに 5-7 6-3 6-2、2回戦でキーガン・ライスに 3-6 6-4 6-0、準々決勝でチャールズ・ブルームに 2-6 4-6。
清水悠太: ウィニペグCH本戦2回戦敗退。1回戦でリアム・ブローディに 6-2 7-5、2回戦でヨハナス・マンデーに 6-4 3-6 3-6。
松岡隼: ウィニペグCH本戦2回戦敗退。1回戦でダニエル・ミラフスキーに 6-2 6-4、2回戦でクレマン・シデックに 3-6 6-7(4)。
綿貫陽介: ウィニペグCH本戦2回戦敗退。1回戦でアンドレ・イラガンに 7-6(3) 7-5、2回戦でトビー・サミュエルに 0-6 1-6。
ジェイ・フレンド: ウィニペグCH本戦1回戦敗退。許育修に 3-6 4-6。
ジェームズ・トロッター: ウィニペグCH予選突破、本戦1回戦敗退。予選1回戦でギヨーム・ダルマッソに 6-3 6-4、予選決勝で磯村志に 6-1 6-0。本戦1回戦でクレマン・シデックに 1-6 2-6。ダブルスは準決勝敗退。シーヒー/ジンク組に 3-6 3-6。
磯村志: ウィニペグCH予選決勝敗退。予選1回戦でベン・ジョーンズに 4-6 6-4 7-6(3)、予選決勝でジェームズ・トロッターに 1-6 0-6。
徳田廉大: ウィニペグCH予選決勝敗退。予選1回戦で三好健太に 6-7(7) 6-3 6-2、予選決勝でミレン・ハリオンに 5-7 1-6。
三好健太: ウィニペグCH予選1回戦敗退。徳田廉大に 7-6(7) 3-6 2-6。
今村昌倫: ブルームフィールドヒルズCH予選突破、本戦1回戦敗退。予選1回戦でJ.J.トレイシーに 6-4 3-6 6-1、予選決勝でダリアン・キングに 7-5 6-1。本戦1回戦でロジェ・パスクアルフェラに 1-6 1-6。
守屋宏紀: ブルームフィールドヒルズCH予選1回戦敗退。パトリック・マロニーに 3-6 6-7(9)。
熊坂拓哉: セゴビアCH予選突破、本戦1回戦敗退。予選1回戦でアシエル・メネセス・ペルニに 6-2 6-4、予選決勝でセルヒオ・カジェホン・エルナンドに 6-3 7-6。本戦1回戦でルカ・パブロビッチに 6-3 1-6 2-6。
松田龍樹: セゴビアCH予選1回戦敗退。ディグビジャイ・プラタップ・シンに 6-4 4-6 5-7。
今週の予定
錦織圭はワシントンATP500にワイルドカードで出場する。約3カ月ぶり、引退発表後初の公式戦で、1回戦はシャン・ジュンチョン。大会は7月27日〜8月2日。
引退まで残りちょっと。全米とジャパンオープンで最後の一花を咲かせるためにも、まずはワシントンでうまく調整を進めてほしいところ。
主な大会: ワシントンATP500/WTA500、ロスカボスATP250。
大坂なおみ: ワシントンWTA500は第3シードで1回戦免除。2回戦はエマ・ナバロ対ソフィア・ケニンの勝者。
ワシントンWTA500: ダブルス1回戦は加藤未唯/ジュリアーナ・オルモスがテレザ・ミハリコバ/ヘザー・ワトソン、二宮真琴/アンドレヤ・クレパッチがキャロリン・アンサリ/レア・マと対戦する。山口芽生は予選1回戦でポリーナ・クデルメトワに 6-7(6) 4-6。
ロスカボスATP250: 島袋将は本戦1回戦でワイルドカードのロドリゴ・パチェコ・メンデスと対戦する。柚木武/ナム・ジソンはダブルス1回戦でプルチャ・イサロ/ジョシュア・パリスと対戦する。
バンクーバーWTA125: 内島萌夏は予選勝者、坂詰姫野は予選勝者、本玉真唯はケーラ・デイ、加治遥はタイラ・プレストン、日比野菜緒はティア・チャベスと本戦1回戦。木下晴結と岡村恭香は本戦1回戦で対戦する。柴原瑛菜、倉持美穂、桑田寛子は予選に出場。木下/坂詰とリゼット・カブレラ/桑田はダブルスに出場する。
バンクーバー・チャレンジャー125: 望月慎太郎は本戦1回戦でチャールズ・ブルーム、綿貫陽介は予選勝者と対戦する。予選には徳田廉大、磯村志、松岡隼、ジェームズ・トロッター、ジェイ・フレンド、守屋宏紀が出場。渡邉聖太/シュー・ユーショウはダブルスに出場する。
サムスン・チャレンジャー50: 松田康希は本戦1回戦でカラン・シン、熊坂拓哉は第2シードのフロラン・バックスと対戦する。予選には田島尚輝、三好健太、中川舜祐が出場。ダブルス1回戦では松田康希/サイ・カルティーク・レディ・ガンタとミルザ・バシッチ/熊坂拓哉が対戦し、中川舜祐/田島尚輝も出場する。
サンマリノ・チャレンジャー125: 上杉海斗/ティメン・ローフはダブルス1回戦でアルベルト・ブロンゼッティ/マヌエル・マッツァと対戦する。
W75レキシントン: 齋藤咲良が出場予定。大会は7月27日〜8月2日のハードコート。
トロントWTA1000: 8月2日開幕。予選の出場リストに伊藤あおい、坂詰姫野、内島萌夏、ダブルスの出場リストに青山修子/リャン・エンシュオ、加藤未唯/リュドミラ・サムソノワが入っている。ドロー確定前のため変更の可能性がある。