re: hello, world

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ishinao.net をまた動かす

ishinao.net は、ずいぶん昔から使っているドメインだ。

昔はここにもブログがあった。技術メモを書いたり、買ったものの話を書いたり、なんか気になったニュースに反応したりしていた。ところがここ最近は、開いても Not Found のまま。ドメインだけ持っていて、中身はない。そういう状態でしばらく放置していた。

それを、ampless CMS を作り始めたのをきっかけに、ようやく戻すことにした。

新しいサービスを作るなら、まず自分で使う場所があったほうがいい。管理画面だけ眺めていても、実際の使い勝手はわからない。記事を書き、テーマを直し、画像をアップロードし、公開されたページを見る。そういう一連の作業を自分のサイトでやってみないと、CMSとして何が足りないのかも見えてこない。

まずは復旧報告がてら、hello, world を書いておく。

ampless CMS を作っている

ampless は、わたしが作っている AWS Amplify Gen 2 向けのサーバーレス CMS だ。

Next.js をフロントエンドにして、Cognito、DynamoDB、S3、AppSync、Lambda あたりを組み合わせて動かしている。WordPressみたいに常駐サーバーを立てるのではなく、AWSのマネージドサービスにできるだけ任せる方向で作っている。

投稿は管理画面から書ける。加えて、MCPツール経由でAIエージェントから記事を読んだり更新したりもできる。この文章も、下書きを投げて、構成を直して、最後にMCP経由で投稿を更新している。

まだソースコードは非公開のアルファ版である。ただ、npmモジュールは公開していて、npx create-ampless@alpha でサイトを作れる。とはいえ、今の段階で人に利用をおすすめできるかというと、まだちょっと早い。仕様変更はまだ普通にありそうだし、作っている本人が自分のサイトで踏み抜いている途中でもある。

ちょっと試してみるくらいなら大丈夫。ちゃんと使うつもりなら、もう少し待ったほうがいい。まあ、そういう温度感だ。

ampless CMS 自体の紹介サイトは ampless.heavymoons.net に置いている。これもamplessで作っている。CMSの紹介サイトを、そのCMSで作る。よくあるdogfoodingだが、こういうものはやはり自分で使わないとわからない。

個人サイトは流行っていない、たぶん

今どき、ブログや個人サイトが流行っているとは言いにくい。

短い近況ならSNSでいい。長い文章を書く場所もいろいろある。動画でもいいし、ニュースレターでもいい。わざわざ自分でドメインを持ち、テーマを作り、CMSを動かしてまで個人サイトをやる必要があるのか、と言われると、まあ普通はないのだろう。

でも、自分のサイトは自分で好きにできる。

トップページをどう見せるか。記事ページに何を置くか。Xに共有したときの文面をどうするか。タグを1つだけ出すのか、3つ並べるのか。そういう細かいところを、誰かのプラットフォームの都合ではなく、自分の都合で決められる。

これは、今でもけっこう面白い。

しかも小さな個人サイトなら、運用費もそこまでかからない。アクセスが少ないうちは、AWS AmplifyやS3やDynamoDBを使っても月数十円くらいで済む可能性がある。もちろん構成や転送量によるけれど、少なくとも「個人サイトを置くだけで毎月まとまった固定費がかかる」という感じではない。

AIを使う前提で個人サイトを作る

最近はAIコーディングやAIクリエーションが、普通に使える道具になってきた。

このサイトもamplessで作っているが、テーマのデザインはClaude Designにカスタムしてもらったものを使っている。最初からきれいな完成品が出てくる、というより、言葉で指示しながら少しずつ直していく感じだ。

「もっと個人ブログっぽくしたい」とか、「文末に投稿日とパーマリンクを置きたい」とか、「共有リンクは文字ではなくXアイコンだけでいい」とか、そういう粒度で頼める。エディタを開いてCSSを探し、クラス名を追い、ブラウザで見て、また直す。もちろん最後は確認する必要があるが、最初の手を動かすところをかなり任せられる。

記事を書くことも同じである。

ざっくり書いた下書きをAIに渡して、順番を入れ替えたり、足りない説明を足したりする。そのあとMCPツールでamplessに投稿する。書いている途中で「あ、概要が短いな」と思ったら、また更新する。タグが雑なら付け直す。

文章を書くことと、サイトを管理することが少し近くなった。

日本語入力もだいぶ雑になった

話は少し変わる。

わたしはずっと日本語入力フロントエンドにATOKを使ってきた。かなり長く使っていたと思う。ただ、ATOK Passportが値上がりするタイミングで解約した。

今はGoogle日本語入力を使っている。正直、ATOKと比べると使いやすいとは言いにくい。変換が気に入らないこともあるし、なんでそうなるの、と思うこともある。

でも、もうこれでいいかという気分にもなっている。

長い文章を書くとき、入力中の誤変換やtypoを全部その場で直すより、あとでAIにまとめて見てもらったほうが早いことが増えた。もちろん固有名詞や事実関係は自分で見る必要がある。でも、細かな表記ゆれや変な変換は、あとで直せばいい。

そうなると、日本語入力に求めるものも少し変わる。完璧に変換してくれなくても、とりあえず考えていることを画面に出せればいい。文章を書く重心が、入力そのものから、あとでどう整えるかに移ってきた感じがある。

というわけで

久しぶりに ishinao.net をブログサイトとして復活させた。

昔から持っていたドメインに、いま作っているCMSを載せる。AIエージェントに手伝ってもらいながら、テーマを直し、記事を書き、公開してみる。個人サイトとしては、まあそれで十分ではないかと思っている。

どれくらい続くかはわからない。

ただ、Not Foundのまま置いておくよりはずっといい。まずは re: hello, world から。また少しずつ書いたり作ったりしていく。